紀州南高梅 夢葵 青紫蘇包み梅 25粒

そこに隠れて
いるのはだぁれ?

梅干し、みなさんは日常的に食べていますか?
昔の子供は、酸っぱいからといって、砂糖をつけて食べていたそう。
そうまでして食べていたのは「からだにいい」などと言われて、
いつも食卓にあったから。

今回紹介するのは、そんな昔から日本人に愛されてきた梅干し…
ではあるのですが、ちょっと変わった梅干し。

青紫蘇(あおじそ)に身を隠し、
ぐっと体を縮ませた恥ずかしがり屋の梅干し。

緑の洋服の中に隠した、みずみずしいジューシーなカラダ。
自信があるから、だから手の内は隠す。
そういうことなのかもしれない。

いや、もしかすると、
もはや梅干しではないのかもしれない。

誰も知らない。
紫蘇の中に隠れている、あなたはだぁれ?

どうぞこのまま、このままで。

この姿、見覚えがある。
あ、そうだ、かしわ餅だ。
でもあれって確か、中のお餅だけを食べるんだっけ。

見た目は似てるこの商品。
だけどこの青紫蘇包み梅は、“込み”なんです。
そのまま食べられる、この周りの緑も“込み”の商品。

どうぞこのまま、はがさずこのままお召し上がりください。
もちろん梅なので、中には種が入っています。

口の中で、果肉と種と、紫蘇(しそ)が出会う。
その3つが、ひとつになる瞬間。

その一瞬の驚きを、どうぞお見逃しなく。

どこにでもあるものだけど、
どこにもないもの。

使われている梅は、和歌山の紀州南高梅。
はちみつ入りの調味液で甘くまろやかになった梅を、
愛知県産の青紫蘇で1粒ずつ包んでいます。

甘いのか、酸っぱいのか、はたまた塩辛いのか。
口に入れるまで不安でいっぱいだけど、
その不安はいつしか驚きと喜びでいっぱいになる。

ぎゅうぎゅうに詰まった果肉を優しく包む果皮。
その果皮が薄いせいか、梅の果肉がすぐに溶け、
口の中に青紫蘇だけが置き去りになる。

そのまま梅の後味だけで、青紫蘇をいただく。
シンシンという紫蘇の食感からも、甘さを感じることができる。
思ってるより酸っぱくなく、むしろこの三者のたたかいは、甘さの勝ち。
甘くてまろやかで、最後にほんのり酸味のきいた紫蘇が味をしっかりまとめてくれる。

ワンランク上の梅干しって、ご飯のお供というよりは、
お茶請けに最適って、一体どれだけの人が知ってるんだろう。

熱ーいお茶を飲み、梅干しを溶かしながら青紫蘇をもぐもぐ。
ご飯のお供のあの梅干しとは似ても似つかない、
ここでしか味わえない、溶ける梅干し。

一枚羽織って一皮むけた、
矛盾だらけのひと粒。

梅干しの種って、出すタイミングを失う。
ずーっと口の中で転がしておきたい。

この青紫蘇包み梅は、特にそう思う。
梅の種と、青紫蘇の風味を感じつつ、
青紫蘇がいなくなってからも、ずっとずっと余韻に浸りたい。
この種が発芽してしまうくらい、ずっと転がしていたい。

紀和農園独自の二度漬け製法でじっくり漬け込んだ
このはちみつ梅だけじゃ、これは表現できなかったと思う。
一枚羽織ったこの青紫蘇で、
一皮むけ、生まれ変わった南高梅。

こんな味を身近で感じることができるなんて。
日本人に生まれて、本当によかった。

さっそく、裏切ってくれました。

外のパッケージに梅と書かれていたら、
誰もがその先を想像する。というか安易に想像できる。
そして、勝手に脳がその次の出来事を予想する。

そうして開くギフトボックス。
目に飛び込んでくる緑と一緒にブワッと薫る紫蘇の香り。
だからより一層、その驚きは計り知れない。

そりゃそうだ、梅と書かれて目に飛び込んでくる色が緑なんだから。
誰だって、赤色を想像するに決まっている。

しかも褪せた緑でもなく、濃い緑色の元気な紫蘇(しそ)に包まれた梅。
シソの中から、美味シソうな梅が、食べて欲シソうに、
その時を待っています。

●内容:青紫蘇包み梅 25粒(木箱入り)
●箱サイズ:24.3cm×26.2cm×5cm