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出産祝いに人気!喜ばれるために知っておきたい「おくるみ」の選び方

出産祝い

おくるみが出産祝いに喜ばれる理由

出産祝いの人気ランキングなどで、おむつケーキやベビー服と共に必ずランクインするのが「おくるみ」です。
おむつやベビー服は赤ちゃんの必需品として人気なのはわかりますが、おくるみが人気なのはなぜでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんを包んで、お宮参りに行くくらいしか用途がないのに、と思う人も多いことでしょう。

実はおくるみが出産祝いとして喜ばれるのには、たくさんの理由があるのです。
まず、おくるみは赤ちゃんが生まれた直後から幼児期まで、長い期間にわたって使い続けてもらえる、非常に実用的な贈り物です。
それと同時に、赤ちゃんのためでだけではなく、お母さんも使うことができる幅の広い用途が魅力的です。

また、おくるみのカラーやデザイン、素材のバリエーションはとても豊富です。
日本製はもちろん、海外ブランドからも多くのおくるみが発売されていますから、相手の好みに合わせて選ぶことができます。
さらに、赤ちゃんがおくるみに包まれている姿はとても愛らしく、写真やビデオに記念として残す喜びも同時にプレゼントできます。

そしてなによりも、おくるみというのは単に赤ちゃんを包むだけでなく、肌掛けや授乳カバー、成長してからのプレイシートなど、たくさんの使いみちがます。
つまり、赤ちゃんのためだけではなく、お母さんや家族にとってもうれしい贈りものなのです。
それでは、この使いみちについて詳しく説明します。

おくるみの使い方

おくるみにはいろいろな使いみちがありますが、まずは本来の使い方である「赤ちゃんをくるむ」方法について、そしてその他の意外な使い方について、詳しく紹介します。

赤ちゃんをくるむ

おくるみというのは、赤ちゃんの体をくるむ、約90センチから120センチ四方の四角い布のことです。
この布で、生まれたての繊細な赤ちゃんのからだを優しく包むことで、赤ちゃんの体と心を安心させ、夜泣きやぐずりを軽減させるほか、さまざまな目的や利点があります。

おくるみは別名アフガン、またはスワドルとも呼ばれ、日本だけでなく世界中で広く使われています。
その歴史もとても古く、なんと紀元前26世紀ごろのものとみられる、おくるみをまとった赤ちゃんの小像がギリシャ地域で発掘されています。
また、中世ヨーロッパの絵画などには、おくるみに包まれた赤ちゃんを描く作品が多く見られ、このころにはすでにおくるみが広く普及していたようです。
それでは、なぜおくるみが時代や地域を超えて使われるのでしょうか。
おくるみを使うことによる利点にはどのようなものがあるのか、少し詳しく見ていきましょう。

生まれてから4カ月までの赤ちゃんは、まだ自分の意思で体を動かすことができません。
その代わりに原始反射運動という、無意識に反応する体の動きがいくつかあります。
中でも「モロー反射」というのは、音や光、振動といった外部からの刺激に対する反応で、びくっと手足を一瞬けいれんさせてから、両腕をおおきく上に広げる動作です。
はた目には愛くるしいしぐさですが、赤ちゃんにとっては自分の反応にビックリして目が覚めてしまい、ときには泣き出してしまうこともあります。
そこで、赤ちゃんをおくるみに包んで寝かせると、このモロー反射がかなり軽減されるのです。
体全体をおくるみに守られることで、まるでお母さんの胎内にいた時のように安心しているのかもしれませんね。

生まれてまもない赤ちゃんは自律神経が未発達ですので、私たちのように体温調整ができません。
そのため、夏場の猛暑や冬の寒い時期には、衣類などで赤ちゃんの体温調整をしてあげる必要があります。
しかし、いちいちベビー服を着替えさせるのは、思ったよりも手間がかかりますし、眠っている赤ちゃんを起こしてしまうのが難点です。
そこで活用したいのが、このおくるみです。
腕や脚を通したり、ボタンをかける必要もなく、サッと赤ちゃんをくるんだり、手軽に上からはおらせるだけで、赤ちゃんを起こすことなく、冬場の保温はもちろん、夏の冷房対策が簡単にできてしまいます。

おくるみは赤ちゃんの肌に直接触れるものですから、その素材は安全で心地よい肌ざわりのものばかりです。
特に吸水性に優れたガーゼやコットン素材のものは、お風呂上がりのバスローブ代わりとしてもおすすめです。
中にはフード付きのおくるみもあり、頭を冷やすことなく、全身をすっぽりと包むことができます。
ほどよい暖かさのお風呂に入った後に、気持ちの良いおくるみに全身を包まれて、すっかりと安心している赤ちゃんの姿ほど心温まるものはありません。

赤ちゃんとお母さんを包む

おくるみは実用的な出産祝いとして、おむつやベビー服とならび人気の品です。
しかし、おむつやベビー服が赤ちゃんだけが使う品なのに対し、おくるみはお母さんにとってもすてきなプレゼントになります。
赤ちゃんを包むおくるみの利点として「抱っこのしやすさ」があげられます。
生まれてから4カ月くらいまでの新生児期は、首もまだ座らず、全身がふにゃっとして安定しないものです。
そんな赤ちゃんをおくるみに包んであげると、芯がとおったように全体が安定し、抱っこがしやすくなります。
これなら新米ママやパパにとっても、安心して育児ができますね。
おくるみで赤ちゃんが安定していれば、まだ幼いお兄ちゃんやお姉ちゃんでも安心して抱っこを任せられますし、年長さんとしての自覚も芽生えやすくなりそうです。
育児に不慣れな新米ママやパパの場合、原因のわからない夜泣きには困ってしまうものです。
夜泣きに限らず、新生児の赤ちゃんが泣き止まない理由には、空腹や眠気、おむつの不快感のほかに「不安」というのがあります。
お母さんのお腹の中から出てきて間もない赤ちゃんにとっては、あらゆるものが未知の世界ですから、不安になって泣いてしまうのも仕方のないことです。
そこで、おくるみで赤ちゃんを包み、やさしくゆすってあげると、赤ちゃんの夜泣きがピタリと静まることがあります。
おくるみに包まれた赤ちゃんは、まるでお母さんのお腹の中にいた時のように、すっかりと安心し、スヤスヤと眠ってしまうようです。
これなら、新米ママやパパも育児疲れから、少し解放されますね。

また、おくるみでお母さんを包んであげるのも、便利な使いみちのひとつです。
たとえば、外出先や移動中の車内または急な来客時など、目隠しがない場所で授乳をする場合、おくるみを体の前面に羽織らせることで、授乳ケープ代わりとして使うことができます。
バスタオルやストールなどと違って軽く通気性もありますし、なによりも赤ちゃんにとって体の一部のように慣れ親しんだおくるみですから、いつもと違う環境であっても、安心してお母さんのおっぱいを飲むことができます。

赤ちゃんのお布団にする

生後半年ごろには赤ちゃんの首も座りはじめ、モロー反射もなくなり、次第におくるみも使われなくなります。
しかし、ナチュラル素材で肌ざわりの良いおくるみは、生後半年が過ぎても赤ちゃんのお布団として大活躍します。
まだ体が小さいうちは、体を包んで寝かせて前を開けるだけで掛け敷き一体になります。
これなら多少寝相がわるくても、寝冷えすることなく安眠できます。

生後半年以降、赤ちゃんの体が大きくなってきたら、体を包むのではなく肌掛けとしてすることもできます。
昔から使い込んでいたおくるみの匂いや感触は、まるでライナスの毛布のように赤ちゃんを落ち着かせ、心地よい眠りに導いてくれます。
また、冬用のおくるみで厚手のタオル地、ボアやフリース素材のものは、しっかりとした作りでクッション性もありますので、その上に寝転んでも大丈夫。
お昼寝用マットとしても活用できます。

赤ちゃんのシート代わりにする

赤ちゃんシートとして利用するのも、おくるみの便利な使いみちのひとつです。
たとえば、お風呂上がりの赤ちゃんを、柔らかくて心地の良いおくるみの上において、からだ拭いてあげたり、お着替えをしてあげたりできます。
十分な大きさがあるので、ローションやパウダーを使っても、床を汚すことがありません。
また、外出先などでおむつを替える場合、おくるみをシートとして敷いておけば、赤ちゃんを寝かせても衛生的ですし、その場所を赤ちゃんの排泄物で汚してしまう心配もありません。

ほかにも、赤ちゃんがうつぶせの練習をするようになったり、おすわりができるようになったりしたら、プレイマットとしても利用ができます。
肌に優しくやわらかな感触で、赤ちゃんも安心してマットの上で過ごせます。
よだれや汗で汚れてしまっても、手軽に洗濯ができますので、常に衛生的です。

出産祝いに喜ばれるおくるみの選び方

では、実際に出産祝いとして喜ばれるおくるみを贈るには、どのような点をチェックすべきでしょうか。
素材、色柄、そして記念に残る名入れといった、特に大切な3つのポイントを説明します。

素材

おくるみは赤ちゃんの肌に直接ふれるものですから、その素材は大切なチェック項目です。
おくるみの素材としては、ガーゼ、タオル、コットン、ボア、フリースなどがあります。
コットン素材の中では、織目が細かく通気性のよいモスリンコットンや、無農薬で栽培されたオーガニックコットンなどが人気です。

おくるみの素材の選び方の基本は、使用する季節に合わせることです。
蒸し暑い夏場の場合は、さらりと通気性が良く、汗などで濡れてもすぐ乾く速乾性のあるガーゼ素材がおすすめです。
逆に寒い冬の場合は、暖かく保温性に優れたフリース素材が良いでしょう。
温暖の差がある春や秋の場合は、6重ガーゼや厚手のタオル地など、オールシーズン利用できるものを選ぶと応用がきいて便利です。

赤ちゃんのお肌はとても柔らかくて繊細です。
擦れたときに刺激になるような飾りや素材のあるものは避け、できるだけ赤ちゃんのお肌にやさしいものを選ぶことが大切です。
また、おくるみはこまめに洗濯をしますので、しっかりと丁寧な縫製で、簡単にほつれたり傷まないものを選ぶようにしましょう。

色柄

おくるみに包まれた赤ちゃんの愛くるしい姿は、見ているだけでも心がなごみます。
大切な人の赤ちゃんへの贈り物ですから、その色や柄などにも気を配りたいものです。
おくるみの色や柄の種類はとても豊富です。
一般的にイメージされる淡いパステルカラーはもちろん、鮮やかな色彩のものや、はっきりとしたモノトーンまで、多くのカラー展開があります。
柄についても、無地やお花や自然をモチーフにしたものから、キャラクターもの、そして和柄など、さまざまなものがあり、選ぶだけでもわくわくしてしまいます。
なかには、身長計がプリントされたものもあり、赤ちゃんの成長が確認できますし、刺繍などで印をつけて記念にすることも可能です。

これだけ種類があると選ぶのも大変ですが、大切なのは自分の好みよりも、相手が喜んでくれるような色柄を選ぶことです。
赤ちゃんの性別に合っているかどうか、長い期間飽きずに使ってもらえるか、お母さんが好きな色やデザインはなにかなどを意識すると良いかもしれません。
また、白いおくるみは純粋無垢で清楚なイメージがあり、お宮参りにも使えますのでおすすめです。

名入れ

大切な人に贈る出産祝いですから、何か特別感のあるものにしたいと思う人は、ぜひ名入れサービスを利用してみましょう。
名入れの方法としては、販売店にもよりますが、刺繍やプリントで赤ちゃんの名前を入れ、書体や色を選ぶこともできます。
大切な人の赤ちゃんの名前を入れたおくるみは、世界でたったひとつの贈り物として、かけがえのない思い出になることでしょう。
赤ちゃんの名前だけでなく、生年月日を入れても記念になりますね。
ただし気をつけたいのは、赤ちゃんの名前を間違えないようしっかりと確認すること。
また、赤ちゃんが無事生まれてからオーダーをしたほうが確実です。

成長する赤ちゃんを優しく包む「おくるみ」はおすすめの出産祝い

おくるみは生まれたばかりの赤ちゃんを包むだけでなく、成長してからも肌掛けやプレイシートなどとして、長く使ってもらえる贈り物です。
特に、赤ちゃんの名前を入れたおくるみは特別感もあり、非常に喜ばれる出産祝いの品となるでしょう。
出産祝いにおくるみを贈る場合は、赤ちゃんの肌にやさしい素材で、しっかりと丈夫な縫製のものを選ぶことが大切です。

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