喜びの気持ちが伝わる!出産祝いのメッセージで使える言葉とマナーを紹介!

2019/10/03
喜びの気持ちが伝わる!出産祝いのメッセージで使える言葉とマナーを紹介!

出産祝いを贈ることで、おめでとうの気持ちや、健やかに育ちますようにという願いを伝えることができます。それにプラスして、出産祝いの品物に特別なメッセージを添えることができれば、赤ちゃんの誕生に対するお祝いの気持ちが一層強く伝わるでしょう。 ここでは、出産祝いのメッセージに使いたい言葉や、使ってはいけない言葉などのマナーについて詳しく紹介していきます。
最終更新日:2021年1月18日

目次

出産内祝い

出産祝いのメッセージで使いたい言葉を紹介!

お祝いの気持ちを確かで誠実な形で伝えるためには、出産祝いのメッセージにおける言葉選びを考慮したいところです。
まずは、出産祝いのメッセージに使いたい言葉の数々を紹介します。

お祝いの言葉の例

出産祝いのメッセージには、外せない言葉があります。
それは、出産に対するお祝いの気持ちを表現できるお祝いの言葉です。
たとえば、「ご出産、おめでとうございます」という言葉は、シンプルですが、お祝いの気持がストレートに伝わります。
また、赤ちゃんの誕生に重きを置いて表現するなら「赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます」といった表現が一般的です。
また、出産祝いを贈る相手と付き合いが長く、親密な場合は「待望の第一子のご誕生、おめでとうございます」など、背景も含めたお祝いの言葉を選ぶとよいでしょう。

なお、出産祝いのメッセージは、必ずしも敬語や丁寧語を使わなければならないわけではありません。
仕事関係の人や、目上の人などに贈るメッセージであれば敬語や丁寧語が望ましいですが、仲のよい友人なら少し言葉遣いがくだけたとしても自然です。
「出産おめでとう!」など、たとえ丁寧語でなくても気持ちは伝わるでしょう。
ただし、メッセージは相手の家族などの目に触れる可能性もあるため、気心の知れた友人相手でも失礼にならない言葉遣いを心がけたいものです。

二人目や三人目以降の誕生を祝う言葉の例

続いては、第二子や第三子の誕生に際した出産祝いのメッセージで使いたい言葉をいくつか紹介します。
シンプルさを重視するなら、「第二子(第三子)のご誕生、心よりお祝い申し上げます」というストレートなお祝いの言葉がおすすめです。
関係性に関わらず、誰に対しても安心して贈ることができるメッセージになります。
「新しい家族が増えて、さらににぎやかになっていることと存じます」といったメッセージなら、家族の和気あいあいとした様子がイメージされ、なごやかなメッセージを贈ることができます。
また、ママやパパ、家族の経験や心情を推し量るような「赤ちゃんの誕生は、何度経験しても感動的だったことと思います」というメッセージも思いやりが伝わりやすいでしょう。

赤ちゃんの成長を願う言葉の例

赤ちゃんへ直接あたたかいメッセージを投げかけたい人には、赤ちゃんの成長を祈る言葉を使うことをおすすめします。
赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちを贈ることで、パパやママにも喜ばれるメッセージが完成するのです。
メッセージに使う言葉は、ひねりのきいたものでなくても構いません。
素直な気持ちを表現できる、誰でも知っている言葉がおすすめです。

例を挙げるなら、「これからの毎日が、夢と希望に満ち溢れたものになりますよう願っています」や、「赤ちゃんがすくすく育つことを心から願っております」「お健やかなご成長をお祈りします」など、温かみのある言葉が望ましいです。
もう少しかしこまった言い方をするなら「お子様の健やかな成長を楽しみにしています」というように、ビジネスの場でも失礼にならないような言い回しを選ぶこともできます。

ママやパパへの言葉の例

出産祝いを通じて、ママやパパへあたたかなメッセージを届けたい場合は、まるで話しかけているかのようなやわらかい雰囲気の言葉選びが重要です。
出産を終えたママの体をいたわりたいなら、「ご出産、お疲れ様でした」「無理せずに、体を大切にしてください」など思いやりを表現しましょう。
また、ママやパパ、赤ちゃんの手助けがしたい気持ちを伝えたいなら「いつでもサポートするので声をかけてくれるとうれしいです」と、協力の気持ちを控えめな言葉にかえてみるのがおすすめです。
「絶対声をかけてくださいね」などと、強い言葉を使うと相手の気が引けてしまう場合があるため、注意しましょう。

また、ママやパパ、赤ちゃんや身内の人など家族全体へ「仕事も家庭も、さらに充実したものになりますように」「皆様にさらなるご多幸が訪れることを願っています」と祈りのメッセージを贈ることで、さりげない気遣いが喜ばれるでしょう。

出産祝いが遅くなってしまった場合の言葉の例

一般的に、出産祝いを贈る時期は赤ちゃんの出生後7日~1カ月までの間とされています。
それよりも遅くなると、内祝いの手配面などで相手方に余計な手間をかけさせてしまうことになる可能性が高いです。
そのため、出産祝いを贈るタイミングを逃してしまった場合はお詫びの言葉を添えるのが望ましいといえます。

「すぐにお祝いができずに失礼しました」など、簡潔かつ丁寧にお詫びを伝えます。
遅れた理由を書くのはおすすめできません。
なぜなら、理由をかくと言い訳がましい雰囲気になり、せっかくのお祝いメッセージに水をさしてしまうからです。
また、出産祝いを贈る時期から半年近く遅れてお祝いを渡すなら、ハーフバースデーを祝うという名目でメッセージを贈ることをおすすめします。
同様に、半年以上遅くなったならば、1歳の誕生日にあわせてメッセージなどを準備するのもスマートです。

出産祝いで喜ばれやすい言葉とは?

お祝いの気持ちをしっかりと伝えて、メッセージを受け取る人に喜ばれるためには、「言葉選び」がカギになります。
出産祝いのシーンで喜ばれやすい言葉を上手に使ってこそ、ずっと心に残るすてきなメッセージになるのです。
出産祝いのメッセージで喜ばれやすいのが「幸せ」「楽しい」「うれしい」「喜ばしい」「明るい」などの言葉で、プラスのイメージにつながります。
また、赤ちゃんの明るい未来を想像させる「元気」「健康」「希望」「夢」「わくわく」「すくすく」といった言葉も出産祝いのメッセージ向きです。
出産後のママや、忙しいパパを和ませたいのであれば、「マイペースに」や「のんびり」「ゆっくりと」といったやわらかい言葉をちりばめるのが効果的でしょう。

出産祝いでの言葉遣いマナー

ここからは、出産祝いのメッセージに関して最低限知っておきたいマナーを紹介していきます。
マナー違反をしてしまうと、せっかくのお祝いの言葉も失礼さを帯びてしまうため、メッセージを作成する際には十分に注意しましょう。

マナー1:忌み言葉を避ける

出産祝いのメッセージで避けるべきなのが「忌み言葉」と呼ばれる種類の言葉です。
不幸を連想させることから、そのような呼び名が付きました。
忌み言葉の例としては「流れる」「失う」「死ぬ」「消える」「落ちる」「破れる」などがあります。
字面を見ているだけでも、不吉な予感がしのびよってきそうな言葉なため、出産祝いには不向きです。
また、負の感情を想起させてしまいそうな、「病」「弱い」「ダメ」「苦しい」「薄い」「避ける」なども忌み言葉に含まれます。
より綿密に求めるのであれば、「4」という数字も避けるべきです。
「4」は「死」と読めるため、不吉な印象を与えかねません。

たとえば、「無理しちゃダメだよ」という言葉は、相手の身体などを思いやる言葉ですが、「ダメ」が忌み言葉に該当するため出産祝いのメッセージとしては不適当です。
このように、思いやりの気持ちを表現するメッセージの中に、忌み言葉をうっかり入れてしまわないよう注意する必要があります。

マナー2:マイナスの表現をしない

忌み言葉のマナー厳守に加えて、マイナスの表現をしないという気配りも必要です。
メッセージに込めた気持ちが明るく思いやりにあふれたものであっても、表現の仕方によってはマイナスのイメージを漂わせてしまいます。
相手の状況を考慮したときに使われがちな「大変だろうけど」といった枕詞や、「心配」といった言葉一つでメッセージ全体がマイナスに転んでしまうのです。
「苦労」「不安」「困ったこと」なども使われやすいですが、客観的に見るとマイナス寄りの表現になってしまいます。

字面や言葉のイメージにまつわる問題以外をとりあげるなら、「早く」「ぐんぐん」といった言葉も出産祝いには不向きです。
その言葉は赤ちゃんの成長を急かしているようにとらえられるおそれがあります。
赤ちゃんの成長速度が人それぞれであることを踏まえて、ママやパパに余計なプレッシャーを感じさせかねない言葉は慎むべきでしょう。
また、出産後のママはナイーヴになりやすいため、ちょっとした冗談で入れた言葉がマイナスのイメージを与えてしまうことがあります。
ふだんは冗談を言い合える仲だったとしても、出産後という時期を考慮して軽口めいた言葉は避け、思いやりをプラスに伝えられる言葉選びを心がけましょう。

マナー3:ママの心境に配慮する

出産祝いのメッセージを贈る際のマナーとしてはずせないのが、「ママの心境を考慮すること」です。
たとえば、「がんばって」という言葉について考えてみましょう。
「がんばって」は応援のメッセージですが、すでにがんばっている人に向ける言葉としてはふさわしくありません。
育児に奮闘するママに対して「がんばって」という言葉をかけると、精神的に追い詰めてしまう可能性さえあります。

自分がよかれと思って投げかけた言葉が、他人にとってはグサリと刺さる言葉だったというケースは珍しくありません。
日常生活において、そのような経験をしたことがある人は少なくないはずです。
無意識に人の心を傷つけるふるまいをしないためには、やはり、相手の立場に立ち、相手の心境を考慮することが重要なのです。

また、産休や育休といった、仕事に関わる話題も避けたほうが安心です。
多くの女性にとって、仕事と育児のバランスは非常に大きな問題になりえます。
何気なく使ったつもりでも、相手の心に大きな悩みの種を植え付けてしまう可能性は否定できません。
デリケートな部分に触れて悩みのきっかけを作ってしまわないためにも、出産祝いのメッセージを贈る際は言葉選びに十分気を付けましょう。

メッセージの長さにも気を付けたいところです。
長いメッセージは、お祝いの気持ちをたくさん表現することができます。
しかし、出産後のママという立場に立てば、メッセージは長いよりも短いほうが好まれやすいといえるでしょう。
なぜなら、長すぎるメッセージは読むのに労力を使うこともあり、心身の負担をまねきかねないからです。
メッセージが長くなってしまいそうなら、不必要な表現は添削するなどして、簡潔にお祝いの言葉を伝えるという気遣いを忘れてはいけません。

出産祝いのメッセージを贈る時期

少し上で説明したとおり、出産祝いのメッセージは、贈るのに適した時期が決まっています。
その時期としては、生後7日のお七夜から生後1カ月のお宮参りまでの間が一般的です。
ちなみに、お七夜とは、生後7日目の夜に赤ちゃんの名前をお披露目する儀式のことを指します。
しかし、お七夜が過ぎればいつ贈ってもよいというものもありません。
出産祝いのメッセージはママと赤ちゃんの退院後に贈るのがマナーですが、体調によっては入院が延びることもあります。
そのため、焦らず、退院をしっかり確認してからメッセージを贈るようにしましょう。
確認しにくい場合は、産後2~3週間後を時期の目安とすれば、比較的安心してメッセージを贈ることができます。

贈りものは立場に合わせた金額設定にしよう!

メッセージを出産祝いの品物に添えて贈る場合は、品物の金額設定にも慎重さが必要です。
出産祝いに贈る品物の金額は、贈る人と贈られる人の関係性ごとに相場が異なります。
身内など、関係性が近くなるほど出産祝いの金額の相場が上がると考えましょう。
たとえば、親が子に贈る出産祝いの品物の相場はおよそ3~5万円とされています。
兄弟姉妹に贈るなら1~3万円、姪やいとこに贈るなら5千~2万円と、少しずつ相場がかわっていくのです。
友人や仕事関係者などの、身内以外に贈る場合は5千~1万円が相場と考えましょう。

お祝いの気持ちだから、立場に関わらず高額な品物を贈るべきだと考える人もいるかもしれません。
しかし、立場にそぐわない金額のプレゼントを贈ると、相手に気を遣わせてしまうおそれがあるため注意を要します。
相手に快くプレゼントを受け取ってもらうためにも、事前に相場を調べて、適切な金額の品物を選びましょう。

メッセージは喜びを倍増させる!

贈り物はただでさえ喜ばしいものですが、そこにメッセージが添えてあれば喜びもひとしおです。
メッセージを贈るときは、言葉遣いやマナーへ最大限の気配りをして、どの目線からみても適切といえる内容を考えましょう。
出産祝いには出産祝いのマナーがあります。
マナーを守ってこそ、お祝いの気持ちを余すところなく伝えることができるのです。