いつまでにするのが礼儀?内祝いを渡すのに避けたい日と喜ばれる内祝いの贈り方

2019/07/16
いつまでにするのが礼儀?内祝いを渡すのに避けたい日と喜ばれる内祝いの贈り方

入籍、結婚、その次に訪れる幸せといえば赤ちゃんの誕生です。新しい命の誕生に、周りの人からたくさん祝福されるでしょう。お祝いをもらったら、内祝いとして感謝の気持ちをお返しすることはマナーです。赤ちゃんが生まれて育児をしながらしばらく経ったら、出産祝いをいただいた方へのお返しを考え始める人も多いのではないでしょうか。 内祝いは、子どもが生まれた報告とともに、出産祝いをもらった感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。 この記事では、出産内祝いの用途はいつごろまでにしたほうがよいのかや渡す日にち、贈るまでの期間、避けたほうが良い日や金額の目安、相場など、出産内祝いに関する情報をお伝えします。
最終更新日:2021年7月5日

目次

出産内祝い

内祝いを渡す日に決まりはあるの?

子供が生まれ、出産のお祝いを頂いたら、内祝いで感謝の気持ちを伝えます。
内祝いを渡す日に決まりはありませんが、いつでもいいというわけではありません。
「大安吉日」という言葉を聞いたことはありませんか?
読み方は「たいあんきちじつ」と読みます。
日本では昔から「お日柄」を気にする習慣があります。
内祝いに限らず、結婚をする、お祝いを渡す、家や車を買う…と、大きなライフイベントがある時に、「吉日」を選んで予定を立てます。
内祝いを渡すなら、良いお日柄を選んで渡しましょう。

内祝いはいつ渡せばいい?

では、具体的に良いお日柄とはいつが良いのかを解説していきます。

吉日とは、縁起が良い日という意味で、六曜の一つである「大安」や、季節や干支の循環によって決まる「一粒万倍日」「天赦日」などが一般的に吉日とされています。
一年のうちで数回しかない一粒万倍日や天赦日に合わせて内祝いを渡すことはほとんどなく、内祝いやお祝いは六曜によって渡す日を決めている人がほとんどです。
六曜の中で吉日とは、先程挙げた「大安」や「友引」です。
お祝いごとを友引の日にすると「幸せのおすそ分け」という意味になるので、贈り物をするなら大安や友引の日が人気です。
ただし友引の日にする場合は時間帯によって、午前=吉、昼=凶、午後=吉となるので、内祝いを渡すなら昼間は避けましょう。

内祝いを贈ってはいけない日があるの?

良いお日柄とされる日があれば、縁起の悪いとされる日もあります。
六曜の中では、仏滅や赤口(しゃっこう)は、縁起の悪い日となりますので、内祝いを渡すのは避けましょう。

しかし、いくら縁起の良い日を選んでも、自宅に訪問して直接渡す場合、平日に押しかけるのはやめたほうが良いでしょう。
平日は不在の時のほうが多いでしょうし、渡したい相手もゆっくり時間を取れない可能性もあります。
内祝いを郵送で贈る場合でも、不在が多い平日に届くような手配は、再手配など相手に負担を掛けてしまう場合もあります。
感謝の気持ちを伝えるための内祝いで、返って迷惑を掛けたくはないですよね。
良いお日柄よりも先に優先すべきことは、相手の都合です。
内祝いを贈るなら、大安や友引の休日を選ぶほうが良いでしょう。

日本では昔から、こういった「お日柄」に気を配ってお祝い事の行事がされています。
全てに従わないと悪いことが起こるという事はありませんが、お日柄の良い日に贈りものを受け取ると、もらった方も気分が良いものです。
内祝いを贈る時は、お日柄に注目してみましょう。

タイミングは出産1~2カ月後がベスト

出産内祝いの本来の目的は、赤ちゃんが生まれた喜びを、親戚や近隣の人々と分かち合うためのおすそ分けとして渡されていました。
しかし、現代ではその意味合いは変わり、出産祝いをもらった人に対するお返しとして使われることが多くなっています。

内祝いにも、いくつか種類があります。
結婚祝いのお返しである結婚内祝いに新築内祝い、子供が生まれたら出産内祝いに七五三の初節句の内祝い、入学内祝いなど、それぞれの節目で内祝いを贈る機会があるでしょう。
なかでも、出産内祝いは、産後のママの体調や新生児のお世話にバタバタして、予定通りに物事を進められないケースが多いです。
出産内祝いを贈る基本的なタイミングは、出産してから1~2カ月後までに渡すのが一般的です。
地域によって異なりますが、生後1カ月頃に赤ちゃんの誕生を祝い、成長を祈るお宮参りの時期と覚えておくといいでしょう。
出産後は、予定通りにいかないことが多いので、産前から出産内祝いを贈る準備をしておくことをおすすめします。
ただ、誰から出産祝いをもらうのか、正確に予測することは困難です。
贈る品物の選定はある程度済ませておき、まずはお付き合いのある人の住所や連絡先のリストを事前に作っておくと実際に贈る際に役に立つでしょう。

出産内祝いの送り方は、直接会って品物を渡すか、配送をすることが可能です。
内祝いは、気軽なプレゼントは異なり、日本の慣習が土台になっているため、必ずのしや包装をする必要があります。
のしには、包装された品物の上からかける外のしと、品物の上に直接かける内のしがあります。
郵送する場合は、品物が傷ついたり、汚れたりしないように内のしがいいとされています。v 贈り先の自宅へ出向いて品物を渡す場合は、外のしで問題ありません。

のしの書き方は、紅白蝶結びの水引ののし紙に、内祝と表書きして、赤ちゃんの名前だけを記入しましょう。
夫婦の名前ではなく、赤ちゃんの名前を書くのは、名前をお披露目するという意味合いが込められています。
相手が読みやすいように、必ずふりがなを振るようにしましょう。

直接渡すことが難しい遠方に住む親戚や友人の場合は、出産祝いのお返しを配送することもできます。
ただ、内祝いを贈る相手にも都合があるため、事前にお返しの品を送ることを先方に伝えることが大切です。
連絡した際に、配送の日程や時間に希望があれば、それに応じて配送すると親切でしょう。

内祝いが遅れた場合はどうすればいい?

内祝いを贈るのが遅くなった場合は、事前に贈る相手に連絡を入れて、遅れたことのお詫びと出産の内祝いを贈ったことを伝えましょう。内祝いの品物と一緒にお詫びの言葉を添えたお礼状を贈るとより丁寧な印象を与えます。 基本的に、出産祝いや内祝いなどのお祝い事のアイテムは、早めに贈るようにしましょう。
特に内祝いに関しては、贈るのが遅れるほど失礼にあったてしまうため、タイミングは注意しなければいけません。
出産内祝いを贈る場合、遅くとも2カ月までに渡すことが望ましいとされています。
しかし、出産後すぐは体調がすぐれなかったり、子どもの世話をしたり忙しい毎日が続きます。
そのため、内祝いを贈るタイミングが遅れるときもあるかもしれません。
遅くなった時は、事前に連絡を入れるのを忘れないようにしましょう。

遅れたことのお詫びの文例などお礼状の文面がわからない場合は、ギフト専門の通販サイトに掲載されてあるメッセージカードの例文を参考にすると良いでしょう。
直接渡す場合は、お礼状を渡すとともに顔を見ながらお詫びの言葉を伝えることができますが、品物を配送する場合は直接伝えることができません。
お礼状を入れて内祝いを贈ると、お詫びの気持ちを伝えることはできますが、今後もより良い関係を築いていくためには、やはり直接電話などで伝えるのが大切です。

出産内祝いに添えるお礼状を、はがきやメッセージカードで簡単に済ませる人が年々多くなっています。
しかし、日本の正式なマナーとしては、白無地で縦書きの便箋と封筒を用意するのが望ましいです。
封筒や便箋に書く際は、黒または紺の万年筆か毛筆、またはボールペンか筆ペンを使います。
文面が完成したら便箋を封筒に入れて、テープではなく、糊で封筒を閉じましょう。

両親や親戚、仲人、家族ぐるみの付き合いのある友人など、内祝いを贈る相手が夫婦共通の知り合いであれば、差出人の名前は夫婦連名で記載するのが一般的です。
ただ、夫婦どちらか一方の知り合いの場合は、どちらか一人の名前を代表として記載するといいでしょう。

文面には、出産祝いの感謝の気持ちをはじめ、生まれた子供や、自分たちの近況についての内容を盛り込むのが一般的です。
ただ、生まれた子供がどんなに可愛らしくても、子どもが生まれた喜びを前面に押し出すと不快に感じる人がいるかもしれません。
子どもが生まれた喜びを共有したい気持ちもあるかもしれませんが、できる限り周囲に配慮した文面にすることが大切です。
何を書けばいいか、書き出しはどうすれば良いのかわからない時は、インターネットで調べてみましょう。適切な文例が掲載されているので参考にすると良いでしょう。

また、出産祝いのお礼とは関係ないことをダラダラ書くことは避けましょう。
関係ないことを書いてしまうと、近況報告がメインでお礼がついでだと誤解を生む可能性があるので注意が必要です。
内祝いのお礼状は、感謝の気持ちを伝えることが目的であることを忘れてはいけません。

お礼状は、相手が自分のことを気にかけてくれたことへの感謝の気持ちを表すためのものです。
そのため、文面では謙虚な姿勢でお礼を述べることが大切だと言えます。
相手との関係性によって内容も変える必要がありますが、日頃の感謝を伝える良い機会ととらえて素直な気持ちを伝えるといいでしょう。

あとからお祝いをいただいたら?

出産後1ヶ月以降に出産祝いをもらった場合は、その都度内祝いを贈りましょう。
内祝いを贈る時期は、出産祝いをもらってから1カ月くらいまでを目安にしておいて、それ以降にもらった場合は、その都度できるだけ早く贈るようにしましょう。

出産祝いは、通常産後1ヶ月頃までに贈られるのが通常です。
ただ、人によっては赤ちゃんの誕生を出産後に知ることもあるため、半年後やもっと後から出産祝いをもらうことがあることを覚えておきましょう。

また、11月~12月にかけての出産の場合、内祝いを先方に贈るのは年末年始に重なる可能性があるため、忙しい年末年始に内祝いを贈るのは、逆に失礼なのではないかと考える人も多いのではないでしょうか。
実は、年末年始に贈ったとしても、失礼には当たらないので安心しましょう。
ただ、長期休暇で家を留守にする家庭も増えるため、内祝いの贈る日を事前に連絡することがおすすめです。

出産祝いをもらった相手から、内祝いはいらないと言われることがあります。
これは、社交辞令で言っている場合もあるので、慎重に対応する必要がありますが、お返しの品を贈っておくことが無難でしょう。
内祝いは品物を贈ることが重要なのではなく、感謝の気持ちを品物で表しているに過ぎません。
出産祝いを受け取ったのであれば、内祝いでお返しする気持ちが大切です。
ただ、自分の両親や親戚など親しい間柄であれば、お礼状のみで済ませてもいいでしょう。

無事に出産が終わって退院する際、お世話になった担当医や看護師さんにお礼の気持ちとして、内祝いを贈りたいと考える人も多いでしょう。
しかし、基本的には医師や看護師へのお礼は不要と覚えておきましょう。
特に病院によっては、金品の授受を全面的に禁止している場合もあるため、注意しなければいけません。
ただ、どうしてもお礼がしたいのであれば、みんなで食べられるような菓子折りなどを贈るといいでしょう。
基本的にお礼の品物を贈る際は、お菓子であっても事前に確認することをおすすめします。

出産と先方の弔事が重なってしまったときのマナー

内祝いを贈る相手に弔事があった場合、お祝い事に関連するお返しを贈っていいのか悩む人も多いです。 特に弔事は先方にとって繊細な時期になるので、決して粗相が無いように注意を払う必要があります。 通常は、出産してから1~2カ月後までにお返しを贈ることが目安とされていますが、相手に弔事があった場合、いつまでに贈ることが望ましいのでしょうか。 弔事があった相手にお返しを贈る際に正式なルールはありませんが、相手が弔事である以上、準備に追われて忙しいだけでなく、心に余裕がないことが予想されます。 そのため、弔事がひと段落して、気持ちも落ち着いた四十九日が終わるころに内祝いを贈ることが望ましいでしょう。 その場合の内祝いの水引きは、通常どおりの紅白蝶結びで問題ありません。 しかし、通常、出産内祝いののし紙には「内祝」と書きますが、弔事があった相手に対して「祝」を使用することはマナー違反です。 のし紙には、お礼の意味を込めて「御礼」と書きましょう。

以下の記事では、内祝いと御礼の違いについて解説しています。

内祝いとは?お返しと同じ意味?マナーと種類も解説!

また、弔事があった相手に贈る品物には、十分に配慮しなければいけません。
内祝いとして相応しくないものとして、不幸を連想してしまうものがあります。
たとえば、弔事で出される緑茶、苦や死を関連づける櫛、ご遺体の顔にかける際に使われる白いハンカチなどが挙げられます。

内祝いの品物は、年々選択肢の幅も広がり自由度を増していますが、弔事の相手に贈る際は相手を傷つけないように細心の注意を払う必要があります。
さらに、贈らないほうがいいとされる品物は地域によって異なり、個人の考えやそのときの心情もさまざまです。
夫婦との間柄にもよりますが、お返しを贈る相手によって、臨機応変に対応することが望ましいでしょう。
さらに、お返しの品と一緒にお礼状を贈る場合は、出産の喜びは出来るだけ控えて、お礼の気持ちを前面に出すような内容にすることが大切です。
また、重なるイメージがタブーとされる弔事では、手紙の枚数を必ず一枚までにおさめましょう。
縁起が悪いとされる忌み言葉にも十分に注意しなければいけません。

内祝いの金額はお祝いの半分から3分の1までに

出産内祝いの金額は、お祝いにもらった品物の半額程度を目安するのが適切です。
出産祝いをもらった人数が少数であれば、それぞれの金額に合わせて内祝いを用意するのもいいでしょう。
しかし、人数が多くなると個々に用意するのは難しいため、もらった品物の金額に関係なく、一律で内祝いを準備してもいいでしょう。

また、親類であれば、高額の出産祝いをもらう場合もあります。
その際は、半返しではなく3分の1の金額を目安に内祝いの品を決めましょう。
内祝いの金額が高過ぎると、相手に気を使わせてしまう恐れがあるため注意が必要です。
贈る相手との関係性や地域の習慣など、状況に応じて対応することが望ましいと言えます。

職場や友人など連名で出産祝いをもらう場合があります。
お返しに贈る内祝いは、個別に渡せるように品物を用意するか、まとめて贈るか悩む人も多いでしょう。
実際に正式なルールはありません。
職場や友人との関係性にもよるので、臨機応変に対応するのが望ましいでしょう。
ただ、大人数の場合は、個別に用意するのが大変なので、まとめて贈ることをおすすめします。

内祝いを贈る品物は数多くあるため、どれを贈ればいいのか悩む人は多いのではないでしょうか。
基本的には、自分がもらって嬉しいと思えるものを選べば、間違いないでしょう。
相手との関係性や立場などにもよりますが、タオルや石鹸、洗剤などの消耗品は喜ばれる傾向にあります。
決してひとつひとつの値段が高いわけではないので、手軽に贈ることができます。

内祝いに贈る品物が決まらない場合は、贈る相手がカタログの中から好きなものを選べるカタログギフトを利用することがおすすめです。
カタログにあるもので限定されますが、食品や雑貨商品など贈る相手に選択肢が増えるので、選べる楽しさも味わえます。
また、相手が好きなものを選べるため、贈ったものの実際に使ってもらえなかったなど、心配する必要は無くなります。

また、内祝いのお返しに商品券を贈る選択肢もあります。
現金まで露骨でないものの、商品券を渡すのは失礼なのではないかと考える人も多いでしょう。
しかし、お返しとして、商品券を贈ることは失礼ではありません。
現金のように使える商品券は、好きなときに好きなものを購入できるメリットがあります。
しかし、ここで気をつけなければいけない点は、上司や目上の人には、お返しに商品券を贈ることはNGです。
商品券は現金に近いものなので、「相手のふところ事情を気にかけて選んだ」と思われてしまう恐れがあり、無礼にあたる場合があります。
商品券を贈る際は、贈る相手を慎重に選びましょう。

以下の記事では、商品券を贈る際のマナーについて説明しているので参考にしてみてください。

結婚祝いのお返しに商品券はNG?ふさわしくない理由と贈るときのポイントを紹介!

何を贈るかではなくどう贈るかを考えよう

新しい命の誕生を自分の事のように喜んでくれた人には、できれば心から喜んでもらえる内祝いを贈りたいですよね。
喜んでもらえるにはどんな内祝いを贈ればいいんだろうと考えた時に、「相手の好みをリサーチする」とか「今欲しいと思っているものを聞き出す」といったように、贈る相手に渡す品物について考えるかもしれません。
もちろん、自分の趣味のものや欲しいものをもらうと嬉しいのは当たり前ですが、内祝いを贈るときには贈りものをする時の“気配り”や“配慮”に注目して贈ってみましょう。
自分の気持ちを伝えるのは、贈る品物だけではありません。
この日がいいかなと内祝いを渡す日を考えることも、生まれた赤ちゃんの顔を見せたいなと思ってメッセージカードサービスを利用して贈ることも、気持ちが伝わる贈りものになります。
贈る人のことを思って、どうしたら感謝の気持ちが伝わるかなと考えるその時間こそが、素敵な内祝いを贈るポイントなのです。
内祝いに何を贈ろうかだけではなく、どう贈ろうかについて考えると、より気持ちが伝わる贈りものになるでしょう。