会えない時こそ心温まる手紙を添えて内祝いを贈ろう

2020/05/18
会えない時こそ心温まる手紙を添えて内祝いを贈ろう

遠方に住んでいる人や感染対策のためになかなか会えない状況にある人から、お祝いを頂いた場合、お礼として感謝の気持ちをお返ししたいですよね。会えないからこそ、心を通わせて手紙のやり取りをしてみませんか。この記事では、普段会えない今だからこそ贈りたい、気持ちが伝わる内祝いの贈り方や手紙の書き方を紹介します。 今の時代、パソコンやスマートフォンで簡単に人とつながることが出来ますが、こんな時だからこそ、手紙で感謝の気持ちを伝えると、相手もきっとメールやLINEで連絡をすること以上に喜んでくれるはずです。
最終更新日:2023年9月5日

目次

出産内祝い

新型コロナ禍でも内祝いを贈っても大丈夫?

緊急事態宣言や外出自粛要請など、これまでに知らなかったことを耳にする機会があり、街中で自粛ムードが漂っています。
お店も臨時休業になったり、会社も積極的にリモートワークを取り入れる中、街の中の静かな様子を見ると、人々が外出を控えていることもあり、お祝い事や香典を渡すのも自粛したほうがいいのかなぁと思ってしまいますよね。
例えば、相手に不幸があって喪中であったり、こちらに不幸があったりする場合は、内祝いを贈ることを控えたり自粛するといった場合はありますが、今はそうではありません。
したがって、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出されていても、お祝いや内祝いを贈ってはいけないというわけではないのです。
しかし、マスクをしてるとはいえ、いつものように相手の自宅に突然訪問したり、久しぶりに会う約束を取り付けるなど、無神経な行為は控えたほうが良いでしょう。
いつも以上に相手への気遣いをして内祝いを渡すようにしましょう。

新型コロナ禍での内祝いの渡し方については、以下の記事で詳しく説明しています。

新型コロナ禍でも内祝いは贈ってもよい?外出ができない時のギフトの贈り方

内祝いを郵送で贈るなら手紙を添えて贈ろう

直接会えない時に内祝いを贈りたい場合は、郵送で内祝いを贈りましょう。
本来ならば、手書きの挨拶状を添えて直接会って内祝いを手渡しするのがマナーではありますが、今は緊急事態です。
相手に失礼にならないように十分配慮すれば、贈る相手にもきっとその気持ちは伝わるでしょう。

相手に気持ちが伝わる表現のひとつに、手紙を添える方法があります
今の時代は、メールやLINEでリアルタイムでつながることができ、またテレビ電話という便利なツールもあるので、今更手紙を書くということはナンセンスだと感じる人もいるかもしれません。
しかし、直接会えない今だからこそ、直筆の手紙を添えて贈ると、「手紙を添えて贈ろう」と思ったそのあなたの気持ちもきっと相手に伝わるはずです。

メールやLINEがなかった時代に手紙のやり取りをしていた頃を思い出してみてください。
「封筒はどれにしようかな」「友達の好きな柄にしようかな」と、封筒や便箋を選ぶときから相手のことを思って選んでいませんでしたか?
お祝いに対しての感謝の気持ちと一緒に、カワイイ柄の封筒と便箋にあなたの字で感謝の気持ちが綴られていたら、内祝いだけを受け取った時ときっと気分は違うでしょう。

しかし、いざ手紙を書くとなると何から書けばいいのかわからないという人も多いでしょう。
フランクな手紙とは別に、挨拶文などのフォーマルな手紙がなかなか書く機会がありませんもんね。 ここで、少し例文を紹介します。
親しい間柄の人への書き出しは、「お元気ですか?」といった体調を気遣うお見舞いの言葉から書くとよいでしょう。
上司などビジネスシーンで年上の人へ添える手紙の書き出しは、カジュアルな文面ではなく季節を感じる時候の挨拶から入るといいでしょう。
日本には、1月から11月、12月まで、時候の挨拶があります。
例えば4月は「春暖の候」、5月は「新緑の候」や「立夏の候」、6月は「初夏の候」や「梅雨の候」、7月は「盛夏の候」、猛暑の8月は「晩夏の候」、9月は「残暑の候」、10月は「紅葉の候」と、少しかたい言い回しになってしまいますが、春夏秋冬を感じられる時候の挨拶から書き始めるとまず失礼にはあたりません。

まずは「拝啓」から書き始めて、時候の挨拶を書きましょう。
内容は、主に近況報告や相手の体調を気遣う一言を添えると良いでしょう。
祖父母などの義理の両親への手紙には、「落ち着いたら帰省します」という予定を書くのもいいですね。
最後の結びの挨拶の前にも「ご自愛ください」という相手への配慮も忘れずに書きたいですね。

ここで注意したいことがあります。
かわいい柄の封筒や便箋は、親しい友人や親戚、後輩などに使用するようにしましょう。
目上の人への内祝いに添える手紙は、失礼にならないように白無地の封筒や便箋を選びましょう。
相手との関係性を十分考慮して、封筒や便箋を選びましょう。

以下の記事で、内祝いに添える手紙の封筒の選び方について説明しています。

内祝いの封筒はどのようなものを選ぶべき?適した封筒の選び方

内祝いに手紙を添えて贈ることが出来ない場合は?

内祝いを郵送で贈る場合で、手配の理由から手紙を添えて内祝いを贈ることが出来ない場合は、まず内祝いを郵送することを電話で伝えましょう。
突然プレゼントだけが届いたら相手も驚くでしょうし、何の連絡もせずに品物だけを贈ることは相手に失礼にあたります。
電話で伝えたら、内祝いの贈り物とは別に内祝いを贈る旨を手紙に書き記しましょう。
内祝いとは別で手紙を贈る場合も、上司や目上の人に贈る時は、かわいすぎる柄の封筒や便箋は避けたほうがよいでしょう。
あまりかしこまった関係ではない場合でも、白無地のスタイリッシュな封筒や便箋を選ぶとスマートですね。

手紙の文面にはどんなことを書けばいいの?

内祝いに添える場合でも、内祝いの品物とは別で手紙を送る場合でも、まずはお祝いに対する感謝の気持ちを書きましょう。
そして、内祝いを直接渡せないことへのお詫びを書くと良いですね。
本来であれば直接渡したかったという一文を書けば、郵送で内祝いを贈った理由が相手に伝わり、失礼な贈り方になることはないでしょう。
あまり長々と書くのは避けたほうが良いですが、簡単に近況を書くのは良いですね。
おうち時間の過ごし方や、会えない時間にしていたことなどを書きましょう。
出産内祝いの場合は、赤ちゃんの名前と由来、母子の健康状態を報告すると良いでしょう。
結婚内祝いの場合は、新婚旅行先などを報告するのもいいですね。
文末には、「またお会いできるのを楽しみにしています」という、また会いましょうという一文があれば、きれいに文章がしめられそうですね。

親しい間柄の友人へは、話したいことが募ってついつい何枚もの便箋を使って書いてしまうかもしれません。
親しい友人への手紙なら、普通の手紙のように話したいことを書いても問題はないでしょう。
しかし、あくまでお祝いに対する返礼品を贈る報告なので、個人的な事を書きすぎるのは避けたほうが良いでしょう。
手紙に書く文章を簡潔にまとめると、受け取った側も読みやすく、気持ちもまっすぐ伝わるかもしれませんね。

手紙を添えられない場合はメッセージカードで気持ちを伝えよう

内祝いの品物をインターネットで購入し、お店からそのまま直接相手の自宅に郵送してもらう場合など、自分の手元に内祝いの品物がない場合は、メッセージカードが作成できるギフトサービスを利用してみましょう。
インターネットの通販サイトでは、注文者を対象にメッセージカードサービスが利用できるお店があります。
直筆での手紙にはなりませんが、文面も自由に変更ができるので、あなたの言葉をそのまま伝える事ができます。
「文章が考えられないけれど、メッセージカードは添えたい」という人も、文例が掲載されている場合が多いので、文例を参考に自分の言葉に変更できるのでおすすめです。
「とりあえず何かメッセージカードを添えたい」という人も、文章が予め印刷されている既製メッセージカードが利用できるので便利です。
結婚や出産、快気祝いなど、それぞれの用途に合わせたものがあるので、用途に合ったメッセージカードを選んで利用するとよいでしょう。

できれば直筆の手紙を添えたいところではありますが、内祝いの品物だけが届くより、箱を開けたら贈り主の言葉が綴られたメッセージカードが入っていると、受け取った相手の気持ちもほっこりするでしょう。

ソムリエアットギフトでは、無料でメッセージカードのギフトサービスを利用できます。
以下の専用ページから作成出来るので、どんなメッセージカードがあるのか、イメージを膨らませながら検討してみてください。

写真と動画でご挨拶!写真入りオリジナルメッセージカード

会えない時だからこそ言葉で気持ちを伝えよう

まだまだ不便な日常が続いています。
直接会うと、なかなか気持ちを伝えられないことってありますよね。
それは、お祝いをもらった時も同じです。
新型コロナウイルスの影響で人と会うことを制限され、家にいることで寂しくなったり、外に遊びに行きたい、大切な人に会いたいという気持ちが強くなったり、今まで普通に出来ていた「人と会う、遊びに行く」ということが、こんなに特別なことだったなんて、と改めて感じた人も多いのではないでしょうか。
会えない日が続くと、心配事も増えてくるでしょう。
スマートフォンで簡単にやり取りできる今だからこそ、時間をかけて手紙を書くと、今までに伝えられなかった気持ちも伝えることができそうですね。