内祝いを渡すのは大安以外にいつが適切?訪問の時間帯は?

2019/08/06
内祝いを渡すのは大安以外にいつが適切?訪問の時間帯は?

お祝い返しである内祝いは慶事にまつわる風習なので、できれば吉日に渡したいものですよね。 大安を選ぶのが理想的ですが、渡す相手が何人もいたり、お互いの予定がなかなか合わなかったりして吉日に渡せないというケースも珍しくありません。 内祝いに限らず、お祝いを渡す日も暦の上で吉日とされている日を選びたいものです。 今回は、大安以外に内祝いを渡すのに良い日はあるのか、都合が合わない場合はどうすれば良いのかなど、役立つ情報を紹介します。
最終更新日:2021年4月10日

目次

出産内祝い

内祝いとは本来はうれしいことをお知らせすること

内祝いを渡す吉日について紹介する前に、まずは「内祝い」の本来の目的や意味について知っておきましょう。
由来を知ることで、なぜ吉日に渡したほうが良いのかがわかります。
そもそも内祝いとは「身内のお祝い」という意味であり、家の中で喜ばしい出来事が起きたときに行うものです。
身内のお祝いなのになぜほかの人に贈り物をするのか、不思議に感じる人もいるでしょう。
実は、内祝いには、親戚や友人などにもお祝いの品を渡すことで、喜びをおすそ分けしようという目的があるのです。
家庭内の幸せや縁起の良いことを知らせるとともに、普段お世話になっている感謝を伝える意味もあります。

周囲の人々へ自発的に贈り物を渡すことが本来の姿であり、必ずしもお祝いをもらった人へのお返しというわけではありませんでした。
ただし、現代では自発的に内祝いを渡すケースは少なく、お祝いをいただいた場合にお礼として渡すことがほとんどです。
もちろん、本来の目的にしたがって自発的に周囲の人々へ贈り物をしてもマナー違反に当たる心配はありません。
内祝いの本来の目的を詳しくしらない人は戸惑ってしまう可能性もあるので、自発的に贈る場合はその意図を説明しておくと良いでしょう。
現代では「お返し」の意味のある内祝いを、お祝いを渡していない人に自発的に贈ると お祝いを催促しているように受け取られる場合もあるので注意が必要です。

なお、ひと口に内祝いといっても、その種類はさまざまです。
一般的に知られているのは結婚祝いや出産のお祝いに対する内祝いですが、それ以外にも新築や結婚、子どもの入学などでも行われます。
ほかにも、仕事の功績が認められて栄誉ある賞を受賞したときや勲章を授与されたとき、起業したり新店舗をオープンしたりしたときも内祝いを渡すケースがあります。
いつ内祝いを渡すのかはお祝いをもらった時期により異なりますが、どの種類でもおおむね1カ月以内を目安にお返しするのが基本です。
お祝いでもらった現金や品物に対し、3分の1~半額程度の内祝いを選びましょう。
何を贈るかは自由ですが、自分が好きなものを押し付けてはいけません。
好き嫌いが分かれるデザインのインテリアや、贈り主の名前や写真などが入った品は、もらった相手も扱いに困ってしまう可能性があります。
しかし出産の内祝いの場合は、赤ちゃんの名前が入ったスイーツ「名入れ」ギフトは、人気も高くおすすめ商品です。
食べものですので手元に残らず、食べてしまうと消えてしまうので名前が入っていても気を遣わせることはないでしょう。
また、出産のお祝いの場合は、赤ちゃんの名前をオーガニックなどの肌に優しい素材のタオルに「名入れ」をして贈ることも大変人気です。
ギフトとしては定番のタオルですが、名前を入れて贈るだけで世界で唯一のギフトになり、特別感も増します。
価格も2500円からと幅広いので、そこまで高価な贈りものにもならず相手にかえって気遣いをさせることもないでしょう。

職場の同僚複数人からもらったお祝いのお返しなども、1人あたりのお返しの金額が数百円であっても、 500円からのプチギフトや1500円程度のお菓子ギフトもあるので 贈りものに迷ったら、インターネットで内祝いの専用サイトを検索してみるのもいいでしょう。

何より、良いお礼ができるように相手が喜んでくれそうなものを選ぶことが大切です。
内祝いに適した品はデパートなどで購入できるほか、インターネットショップでも注文ができます。
特にネットショップでは、自宅にいながらバラエティ豊かな商品の中から選ぶことができ、またのしや包装紙での包装、写真入りのオリジナルメッセージカードなど、ギフトを注文すると無料でラッピングサービスを受けることも可能です。
加えて配送料がお得な送料無料のカタログギフトや、内祝いランキングの上位を占めるカタログギフト、コースの金額が細かく設定されたカタログギフトなどもあるので予算にピッタリの贈りものが手軽に用意できるので非常に便利です。

内祝いを渡す際に適切なのはどんな日?

本来、内祝いは喜ばしい出来事を周囲へおすそ分けするという慶事にまつわる風習です。
このため、実際に内祝いを渡す日もできるだけ縁起の良い吉日にしたほうが良いでしょう。
一般的には、おめでたいことを行うのに適しているのは「大安」とされています。
大安は六曜のひとつで、ほかの5つは「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」といいます。
ものごとの吉凶や運勢を判断するのに用いられるもので、もともとは中国で考案されたと伝わっていますが明確な証拠はありません。
六曜は基本的に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順に1日ずつ繰り返されており、中でももっとも縁起が良いのが大安なのです。
大安は「大いに安し」という意味があり、結婚式などをはじめとして何をするにも縁起が良い日とされています。
大安の次は、おめでたいことが続くという意味を持つ友引です。
友引には「凶事に友を引く」との意味があり、葬儀などは避けるべきと知っている人も多いでしょう。
このため縁起が悪いのではないかと誤解されがちなのですが、「友を引く」ことが転じて喜ばしいことも引き寄せるという意味になるので、内祝いを渡しても問題はありません。
先勝は午前中、先負(さきまけ)にお祝い金や内祝いを渡す場合は午後であれば比較的吉とされています。
先負のお祝い事は午後から行うようにしましょう。
ただし、赤口と仏滅は祝い事には凶とされているので、避けたほうが良いでしょう。
六曜のほかに、ひと粒の稲穂が万倍に増えるという意味を持つ「一粒万倍日」、何をするにも良い吉日である「天赦日」なども縁起が良く、内祝いを渡す日として適しています。
六曜などはインターネットで調べればすぐにわかりますし、カレンダーにあらかじめ印刷されていることも多いので確認してみましょう。
六曜は旧暦で設定されているため、新暦では月の途中で先勝~赤口までのサイクルが崩れているケースもあります。
1カ月間ずっと同じサイクルで六曜が変わるとは限らず、大安だと思い込んで内祝いを渡すと実は違ったという事態もあり得るので、事前に必ずチェックすることが大切です。

内祝いで訪問するときは休日の吉日を選ぶ

内祝いを渡しに相手の自宅などを訪問する場合、大安や友引であればいつでも良いというわけではありません。
いくら縁起の良い吉日を選んだつもりでも、平日に押しかけるのはやめましょう。
相手も平日は仕事などで忙しく、ゆっくり時間を取れない可能性もあります。
せっかくお祝いをもらったお礼を渡しに来たのに、返って迷惑をかけてしまっては本末転倒です。
相手が余裕をもって対応できるよう、できれば大安や友引の休日を選んで訪問するようにしましょう。
お互いの休日を吉日と合わせるのは大変ですが、休日であれば相手に大きな負担をかける可能性は低いです。

ただし、休日の午前中はのんびりとくつろいで日ごろの疲れを癒している家庭も多いので、早い時間帯から訪問するのはやめたほうが良いでしょう。
食事の時間帯などを避け、午後1時30分~3時ごろを目安に訪問するのがマナーとしても望ましいとされています。
もちろん、時間を守ったとしても急に訪問してはいけません。
連絡せずに突然訪問すると、相手も対応する準備が整っていなかったり、外出していて会えなかったりする可能性があります。
内祝いを直接持参することを決めたら、できるだけスケジュールに余裕を持って相手に連絡し、都合が良いかどうか確認しておきましょう。

訪問は相手の希望を優先させるのがマナー

相手の自宅を訪問する際は、日時の決め方にも十分に配慮する必要があります。
自宅に人を招くわけですから、相手も部屋の掃除をしたりお茶菓子を買ってきたりと、相応の準備をしたいと考えているかもしれません。
それにもかかわらず、突然「内祝いを持ってきました」と自宅を訪問されるとどうなるでしょうか。
大慌てで家の中を片付け、着替えをするなどして迷惑をかけてしまう恐れがあります。
急な訪問のために、外出する予定を狂わせてしまうこともあるでしょう。
これでは、せっかくの内祝いなのに相手を不快にさせてしまい、人間関係にヒビが入ってしまう可能性もあります。

このようなことを防ぐためにも、訪問する際は相手の都合をきちんと確認し、そちらを優先させるのが正しいマナーなのです。
最低でも、予定している訪問日の1週間前までには相手に連絡を入れるようにしましょう。
「〇日に伺いたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」と丁寧に尋ねてみて、問題なければ都合の良い時間帯まで確認しておきます。
相手にすでに予定が入っている場合に備え、ほかに訪問できる日の候補を考えておくとその場でスムーズに話が進むでしょう。
両親や祖父母、親族など近しい間柄やお世話になっている年配者の場合、そのまま昼食や夕食に誘われることもあります。
声をかけてもらったときは遠慮せず、快く応じるのも大切なマナーのひとつです。

当日は時間より早めに到着しないよう注意

いざ内祝いを持参する約束の日になったら、訪問する時間帯にも注意しましょう。
ビジネスでの商談や外出先での待ち合わせなら5~10分程度早めに到着しておいたほうが良いですが、自宅訪問は話が別です。
相手は約束した時間を目指して準備を進めているため、早めに到着すると迷惑になってしまうかもしれません。
かといって、あまりに到着が遅くなっても余計な心配をかけてしまうので、予定時間きっかりか数分遅れ程度で到着すると良いでしょう。
両親やきょうだいなど、親しい間柄であればここまで厳しく時間を守らなくても構わないケースもありますが、親戚や目上の人の場合はそうはいきません。
一度の失敗が後々まで影響する可能性もあるので、到着時間はきちんと守ったほうが無難です。

約束した時間通りに到着するためにも、事前に目的地までのルートを詳しく確認し、余裕を持って家を出るようにしましょう。
特に、バスなど公共交通機関は平日ダイヤと休日ダイヤが異なることもあるので注意が必要です。
うっかり違う曜日の時刻表を見て予定を立てていると、いざ当日になって「バスが来ない!」など慌てることになりかねません。
また、自家用車で訪問するときも、駐車場が近くにあるかどうか確認しておきましょう。
「相手の家の駐車場に停めさせてもらえるだろう」と、勝手に解釈してはいけません。
駐車スペースがなかったり、相手が気遣って車を移動したりして、迷惑をかけることもあります。
周辺にコインパーキングがあればそこに駐車し、なければ公共交通機関で行くようにしましょう。

なお、自家用車で行くにしても公共交通機関を利用するにしても、渋滞に巻き込まれて遅れてしまうケースもあります。
普段から渋滞しやすい道かどうか調べ、約束した時間に間に合うように出発しなければなりません。
事故などで急な渋滞に巻き込まれたり、公共交通機関の遅延などが発生したりして5分以上遅れそうな場合は、できるだけ早く相手へ連絡しておきましょう。
あまりにも遅くなりそうなら、相手の都合を確認したうえで日を改めるのもひとつの方法です。

どうしても都合が合わないときはどうする?

大安や友引の日に内祝いを渡したいと思っても、お互いの都合がどうしても合わないこともありますよね。
このような場合は六曜にこだわらず、一粒万倍日や天赦日などほかの縁起が良い日を候補として考えてみましょう。
時間帯に注意して訪問するのであれば、先勝や先負でも問題ないケースもあります。
ただし、仏滅と赤口は一日を通してお祝い事にはふさわしくない凶日となっているので、うっかり訪問してはいけません。
また、お祝いをもらってから1カ月以上経ってもなかなか会って渡せない場合は、持参ではなく郵便などで内祝いを送るという方法もあります。
直接手渡しするのが理想ではありますが、郵送してもマナー違反になる心配はありません。

むしろ、直接渡したいからといって何カ月も内祝いを送らずにいるほうが失礼に当たります。
訪問先が多い場合や遠方で簡単には会えない場合も、渡すのが遅れるくらいなら宅配や郵便で送ってしまいましょう。
マナーが気になるなら、送る前に「直接持参できなくてすみません」など連絡をしておけば問題ありません。
お祝いをもらったことへの感謝など、気持ちのこもった手紙などを同封すれば喜んでもらえるでしょう。

弔事と重なってしまったときは弔事を優先

喜ばしい出来事と葬儀などの弔事が重なってしまった場合は、一般的に弔事のほうを優先させます。
特に、内祝いはその日でなければ渡せないわけではないので、弔事より優先すべきものではありません。
自分達はもちろん、相手の周囲で弔事があった場合も訪問の日時をずらすようにしましょう。
相手が喪中になってしまったときは、最低でも四十九日の法要が終わるまでは訪問しないようにします。
お悔やみの連絡などは入れて構いませんが、再度内祝いを持っていく日時を相談するのはやめましょう。
葬儀が終わってから四十九日の法要までは何かとバタバタしますし、精神的にも落ち込むことが多いので、慶事である内祝いは控えたほうが無難です。

なお、配偶者など家族の中でも近しい身内の葬儀があった場合は、相手が落ち着くまで時間を要することもあります。
四十九日を超えても内祝いどころではない可能性もあるので、しばらく時間を空けて様子を見るようにしましょう。
四十九日後に内祝いを持参できるようになったら、のし紙の表書きにも注意しなければなりません。
通常の内祝いでは「御祝」「内祝」などの表書きをするのですが、喪中の相手に贈る場合は「御礼」と書くなど心配りが必要です。
贈る品も、華やかで明るい雰囲気のものは避けたほうが良いでしょう。

なお、配偶者など家族の中でも近しい身内の葬儀があった場合は、相手が落ち着くまで時間を要することもあります。
四十九日を超えても内祝いどころではない可能性もあるので、しばらく時間を空けて様子を見るようにしましょう。
四十九日後に内祝いを持参できるようになったら、のし紙の表書きにも注意しなければなりません。
通常の内祝いでは「御祝」「内祝」などの表書きをするのですが、喪中の相手に贈る場合は「御礼」と書くなど心配りが必要です。
贈る品も、華やかで明るい雰囲気のものは避けたほうが良いでしょう。

内祝いは相手の都合を優先させて訪問しよう

結婚や出産、新築に退院のお祝いなど、長い人生の中でお祝いを頂く機会はたくさんあります。
内祝いは、単純にもらったお祝いへのお返しというわけではなく、日頃の感謝も込めたお礼として渡すものです。
慶事に関することなので、大安や友引などの吉日に贈ると良いでしょう。
都合が合わないときは、仏滅や赤口以外であれば特に失礼には当たりません。
あくまでも相手の都合を優先し、良き日を選んで渡すようにしましょう。