内祝いを渡すときは手提げ袋に入れるのが常識?間違えやすいマナーと注意点

2019/08/06
内祝いを渡すときは手提げ袋に入れるのが常識?間違えやすいマナーと注意点

結婚や出産、人生において新築などお祝いを頂く機会があるでしょう。 あまり多くはないので、誰もが慣れているというわけではありません。 お菓子やタオルなど内祝の品を用意し、直接自宅に伺い相手の方に渡すとき、手提げ袋に入れたまま渡すかどうか悩みますよね。 もちろんここにもルールはあります。実は内祝いをはじめ手土産を人に渡す際には、手提げ袋のままだと失礼になります。 とはいえ、相手の自宅や職場、外出先でなど、内祝いを渡すシーンによっては手提げ袋をつけたほうがいい場合もあり、臨機応変に対応することが大切です。 この記事では、手提げ袋の使い方やマナー、注意点について詳しく解説します。

目次

内祝いの基本的なマナー

内祝いを渡す時の注意を確認する前に、内祝いの簡単なマナーをおさらいしておきましょう。
そもそも内祝いとは、親族や近所の人、普段お世話になっている人に対して「身内の中で起こったおめでたいことや喜びをお裾分けする」という意味の言葉です。
近年では、結婚祝いや出産祝い、新築祝いなど、お祝いのお返し、つまり返礼品の意味として使われています。
内祝いの相場は、お祝いをいくらもらったかで決まります。
お祝いの金額の半返し~3分の1の品を内祝いとして贈ります。
例えば、5000円をもらった場合、1500円~2500円が目安となります。
お祝いの金額よりも高額であったり、逆に安すぎたりすると、失礼にあたってしまうので注意しましょう。
内祝いの品には、のしをかけて渡します。
結婚内祝いの場合は、紅白結びきり、出産内祝いの場合は紅白蝶結びと、用途によって使う水引の種類が違ってくるので注意が必要です。
また、内祝いの品物を選ぶときは、なんでも選んで良いというわけではありません。
タブーとされている内祝いの品があるので注意しましょう。
例えば、ナイフやハサミなど鋭利な刃物は「縁切り」を連想させます。
縁起がよいものではありませんので注意が必要です。
また、別れを連想させるハンカチも、お祝い事には不向きだという考え方もあります。
法事でよく使われる緑茶や日本茶などのお茶もタブーとされています。
靴下、スリッパなどの履物は、足で踏みつけるイメージがあるのでこれらも内祝いには適さない品物です。
上司や先輩など目上の人への内祝いでは失礼にあたることがあるので注意しましょう。
お祝いや内祝いには、鰹節や紅白があしらわれているような縁起物の品物を選ぶと良いでしょう。

内祝いはそのまま持っていくと失礼になる?

内祝いの品は、裸のままで持っていくのではなく、手提げ袋や風呂敷に入れて持参しましょう。
友人の家や会社の取引先などに内祝いを持ち運びする際、いくらきれいに包装紙でラッピングされていても、紙袋に入れて持参します。
実際に渡すまでに汚れたり、包装紙やのしが破れたりするのを防ぐためです。
結婚と出産や結婚と新築など、重ねてお祝いを頂いた方へは、内祝いの品を2品用意される方も多いのではないでしょうか。
そういった場合も、2品がぴったり入るサイズの手提げ袋を用意する必要があります。
ちなみに2品以上の内祝いを用意する場合は、カタログギフトと洋菓子や和菓子などのスイーツギフトといった、カタログとお菓子などをセットにすると良いでしょう。
内祝いをお店で購入した場合は紙袋などに入れてもらえることがほとんどですので、それをそのまま利用して大丈夫です。
お店でもらったものならサイズが合わないなどの心配もなく、横にして中身がぐちゃぐちゃになってしまうなどの心配もいりません。
内祝いをインターネットで購入した場合は、手提げ袋の有無を確認することが大切です。
通販サイトで内祝を注文した際、品物に合ったサイズを無料でつけてくれるサービスをしてくれるお店もあれば、有料で紙袋を販売しているお店もあります。
うっかりして手提げ袋の用意を忘れてしまった場合は、風呂敷などに包んで贈ると丁寧な印象になります。
また、手提げ袋は引き出物用から仏事用のものやまでシンプルなものからおしゃれな紙袋をインターネットやお店で購入することも可能です。
内祝いは一度にまとめて複数人に渡すことが多いため、何枚かをまとめて購入しておくといいでしょう。

意外と多い!手提げ袋の間違った使い方

内祝いを渡すマナーとして、手提げ袋に入れること以外にも気をつけたいことがあります。
まず、手提げ袋は相手に渡すまでのあいだ品物をホコリや汚れから守る役割を持っていますが、かといって袋をむやみに汚したり雑に扱ったりすることは避けましょう。
地面に置いたり踏んだりせず、丁寧に扱うのが基本です。
特に赤ちゃんと一緒にいるとそちらに気を取られ、いつのまにか袋が破けていたり、水に濡れていたりすることも考えられます。
訪問先までの移動中、少々荒っぽい持ち方になっても大丈夫なように、袋を2重にして持ったりカバーをかけたりすると安心です。
また意外とやってしまいがちな間違いが、手提げ袋に入れたままの状態で手渡しすること。
実は内祝いの品を相手に渡す際には、手提げ袋から品物を取り出して渡すのが基本的なマナーです。
そしてその手提げ袋は相手に渡さず、折りたたんで自分のバッグなどに入れて持ち帰ります。
手提げ袋はあくまで、品物を持ち運ぶために使うもの。
ご祝儀袋を渡す際には袱紗に入れるのと同じように、お金であっても手土産であっても裸のまま持ち運ぶことは失礼にあたると考えられています。
日本では昔から風呂敷が使われてきたように、何かに包むことが文化として根付いており、それが相手への気持ちの表れであるとされてきました。
風呂敷があまり使われなくなった現在では、手提げ袋がその代わりの役割を担っていると考えます。
風呂敷をそのまま相手に渡さないのと同様、手提げ袋も渡す際には自分で持ち帰るのがマナーなのです。
風呂敷と違い手提げ袋は一般的に消耗品であるため、相手に渡しても差し支えないと考えてしまいがちです。
しかし、相手の立場になって考えてみると「不要なものは持ち帰ろう」という気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。
マナーとは、常に人の気持ちになって考えることで自ずと正解が見えてくるものです。

訪問先での内祝いの正しい渡し方とは?

内祝いは会話などの合間に自然な形で渡せるのがベストですが、しっかりタイミングを見極めないと「最後まで渡せなかった」といったことにもなりかねません。
かといって出会って早々に渡すことも失礼にあたるため難しいところです。
渡すタイミングや方法は場面によっても変わってくるため一概には言えませんが、ここでは相手のお宅を訪問する場合について説明します。
内祝いの品は部屋に通されて着席し、挨拶を終えたタイミングで渡すのが一般的です。
特に、あいさつも済まないうちに玄関先で渡さないよう注意しましょう。
渡し方は、まず袋から出し自分からみて正面になるように持ちます。
いったんテーブルに置いて品物に汚れや破れがないかをチェックする余裕があればなおいいでしょう。
次いで、相手から見て正面になるように向け、必ず両手で渡します。
このとき渡す相手が夫婦であれば、家長であるご主人へ渡しましょう。
また渡すほうも夫婦で訪問するならご主人が渡すのが基本です。
一番目上の人から一番目上の人へ渡すと覚えておけばいいでしょう。
手提げ袋は慌ててしまわずに、席を立つまではたたんで横に置いておくとスマートです。
風呂敷に包む場合も渡す前に風呂敷をほどいて内祝いを出し、同じ手順で渡します。
ただし、これらは形式的なマナーです。
内祝いを渡す相手が、両親や親戚など親しい間柄ということもありますよね。
その場合は必ずしもマナーに忠実である必要はなく、相手に感謝の気持ちが伝わる振る舞いができれば十分です。
訪問する場合は事前にアポを取り相手のスケジュールに合わせるなど、訪問自体に失礼がないかを気にかけるほうが大切であるといえます。
相手に配慮し、すべてケースバイケースだと考え臨機応変に対応しましょう。

手提げ袋に入れたまま渡してもいい場合もある

基本は手提げ袋から出して渡しますが、袋ごと渡してもいいケースもあります。
それは主に、相手が持ち運びする際に袋があった方が便利だと判断できる場合です。
特に、どこかで待ち合わせて内祝い品を渡す場合、相手は帰り道ずっと品物を持って歩くことになると想像できますよね。
カバンに入るような小さいものであれば不要な場合もありますが、それ以外の場合手提げ袋がある方が持ち運びに困らず、親切といえます。
ただし、いきなり袋ごと渡すのではなく、渡す前に一度中身を見せるようにしましょう。
手順としては、先ほど説明したように内祝いを相手から見て正面になるように持ち、いったん相手に商品を渡します。
その後「よろしければどうぞ」などと一言添えて袋も渡すといいでしょう。
このとき、内祝いの上に袋を重ねて渡すのではなく、あくまで「持ち運びに使ってください」という気持ちで後から渡すのが ポイントです。
また、複数の友達同士で食事会を兼ねて集まるなどの場合、1人1人に内祝いを見せてから袋を渡すのは不自然です。
1つあたりの金額が500円ほどのプチギフトになる場合は、それぞれの手提げ袋を用意するとサイズに見合わない手提げ袋となるため、袋から出して渡す際に感謝の言葉を添えればより気持ちも伝わるはずです。
職場の同僚や友人たちといった複数人からお祝いをもらった場合は、その場ですぐに配ることが出来る、小分けにされた個包装の焼き菓子などが喜ばれそうですね。

失礼にあたる手提げ袋や風呂敷は?

手提げ袋や風呂敷は、中に入れる品物を安定して入れられるサイズのものや、統一感が出るデザインのもの、汚れやシワのない新しいものを選びましょう。

手提げ袋を購入先で入手できないなどの場合、自分で用意する必要があります。
汚れていたりシワになったりしているものや、明らかになんども使っているようなものを使うのは避けます。
また、中に入れる内祝いの形状にあったものを選ぶことも大切なポイントです。
縦に入れると中身が寄ってしまうなど、向きに制限がある場合は特に注意しましょう。
紙袋の場合はマチの幅が決まっていて融通が利きにくいため、あらかじめ内祝いのサイズを測っておくなどの準備をしたうえで注文しましょう。
内祝いをお店で購入した場合は形状に合うものを用意してくれるため、特別な事情がない限りそのまま使用するのが無難です。
外身と中身の印象がかけ離れているとちぐはぐな印象になり、相手に感謝の気持ちが伝わりにくくなることも考えられます。
なるべく中身に合った形状やデザインを選ぶことも大切です。
また、きれいで形がぴったりのものであっても、斎場で使ったものなど内祝いにふさわしくない手提げ袋を使うのはNGです。
優しい色合いのものや白で無地のものなど、お祝いごとにふさわしい袋を選びましょう。
奇抜なものなど好みが別れるものも避けた方が無難です。
風呂敷の場合は汚れていない清潔感のあるものかつ、余裕を持って品物を包めるサイズ選びをすることがポイントです。
エコな生活を試みる人が増えている中、可愛いものやレトロなもの、かっこいいものなどお洒落な風呂敷も増えています。
紙袋を何枚も揃えるのがかさばると感じるのであれば、この機会にお気に入りの風呂敷を探してみてもいいでしょう。

内祝いを渡すときに使う適切な挨拶は?

内祝い品を渡す際になんと言えばいいかわからなければ、まず一言お礼や感謝の気持ちを述べるのがいいでしょう。
「先日はけっこうなものをいただきましてありがとうございます。
ささやかですがお礼の品です。
お受け取りください」など、内祝いの品であることがわかるようにするとスマートです。
「先日は出産祝いをいただきありがとうございました。
名前は〇〇とつけました。
家族ともどもこれからもよろしくお願いいたします」など、お礼と一緒に子どもの名前を伝えるのもいいかもしれませんね。
内祝いの品を直接渡せない場合は、郵送で届けるという方法もあります。
内祝専門のネットショップでは、売上ランキング上位のカタログギフトや配送料がお得な送料無料のカタログギフトも販売しています。
金額が細かく設定されているため、2500円コースや3000円コースなどのカタログギフトもあり、予算にピッタリのカタログギフトを用意することができます。
また結婚の内祝いに人気のお菓子や出産の内祝いに定番のタオルギフト、赤ちゃんの名前を刻印することができる「名入れ」スイーツなど、内祝いにおすすめのさまざまな商品を取り揃えています。
ちなみに、結婚や出産など内祝いには「お返し」という表現は使わないほうが無難です。
内祝いは感謝の気持ちとして贈るもので、「お返し」というと相手に「かえって気を遣わせて申し訳ない」という気持ちにさせてしまう可能性もあります。
また、「もらったから返す」という義務感が滲み出てしまい相手の心象を悪くすることにもつながりかねません。
お祝いの気持ちをしっかり受け止めたことを細かなニュアンスでも示せれば、今後の関係もより深まっていくでしょう。
それ以外はあまり堅苦しく考えず、心のこもった挨拶ができれば十分です。
日頃からよく付き合いがあるならなおさら、かしこまりすぎる必要はありません。

内祝いは訪問して渡さないといけない?

親しい間柄であれば、日頃のお礼や報告を兼ねて相手のお宅に訪問するほうが喜ばれるでしょう。
赤ちゃんの元気な姿を見たい人は多いものです。
両親から出産のお祝いをもらった場合は、お返しは不要と言われることがあります。
孫の姿が見れるだけで十分と言ってくれた時には、お言葉に甘え赤ちゃんとお母さんの体調をみながら直接伺いたいですね。
しかし内祝いを渡す際で遠方に住んでいる場合や多忙な場合、無理に対面で渡せなくても問題ありません。
また、生まれたばかりの子供をどこかへ連れて行くのは心配な面もありますよね。
産後の体がまだ十分に回復できていない状態で、乳児を抱え外出をするのは思った以上に大変です。
ご主人が付き添ってくれるなら安心ですが、電車の乗り継ぎなどが多く心配であれば宅配や郵送などを利用しても相手に失礼ということはありません。
無理のない範囲で内祝いを贈りましょう。
この場合、事前に一報入れておくか、内祝いにメッセージを添えておくのは最低限のマナーです。
なんの連絡もなしにいきなり品物だけを送ってしまうと感謝の気持ちが伝わりにくく、印象を悪くしてしまうことにもつながります。
また、相手になんの贈り物なのかを伝えなければ混乱を招く可能性も考えられます。
産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、メッセージカードの準備など細かいことに気を配るのを忘れてしまいがちです。
しかし、相手のお祝いの気持ちを快く受け止めたことを示すためにも、宅配や郵送の場合はあいさつ状やお手紙、お礼状といったメッセージカードは必ず添えましょう。
手書きが苦手な場合は印刷のものでも大丈夫です。
インターネットのギフトショップでは、内祝いの品を注文した際、結婚式での写真や赤ちゃんの写真入りのオリジナルメッセージカードをサービスで作成してくれるところもありますので、積極的に利用してみましょう。
メッセージには、まずお祝いをいただいたことへのお礼を書きましょう。
次いで子どもの名前や母子の状態などの近況報告、お礼の品を贈る旨、最後に今後のお付き合いをお願いするような言葉や相手のことをいたわる言葉を盛り込むとうまくまとまります。
まずは箇条書きにして伝えたい内容をあげ、それをつなげて文章にするといいでしょう。
以下の例文を参考にしてみてください。
・「この度は心温まるお祝いをいただき誠にありがとうございました。
子どもの名前は〇〇と命名しました。
ささやかながら、お礼のしるしに心ばかりのものを贈らせていただきます。
今後も親子ともどもよろしくお願いいたします」
・「この度は素敵なお品をいただきありがとうございました。
○○(子どもの名前)が使うところを見るのが今から楽しみです。
ささやかではありますが、お礼の気持ちを贈らせていただきます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」

たとえ文章が苦手でも、気持ちを伝えようとすることが大切です。
自分らしいオリジナルな文章が書けるとより素敵ですね。
また、お祝いを贈ってくれた人の中には子宝に恵まれない人もいるかもしれません。
相手のことを考え、幸せな気持ちを出しすぎたり子どものことを長々と書いたりせず、落ち着きのある文面で書くことも意識してみてください。
書き終わってから、自分のことよりもお礼の気持ちが一番に表れているかをチェックするといいでしょう。

手提げ袋や風呂敷は持ち帰るのがマナー

内祝いを渡す際には手提げ袋に入れたり、風呂敷に包んだりして持参するのがマナーです。
しかし、手提げ袋の役割はあくまで品物が汚れないように、また持ち運びを便利にするためのものです。
そのまま渡してしまうと失礼になるため、相手が手提げ袋を必要としない場面では持ち帰りましょう。
年配の人は特に、そういったマナーに厳しい場合もあります。
渡す相手や場面によって臨機応変に対応することも忘れないでくださいね。