男の子の初節句の祝い方は?端午の節句の基本的な知識とお祝いを受け取ってからするべきこと

2021/03/23
男の子の初節句の祝い方は?端午の節句の基本的な知識とお祝いを受け取ってからするべきこと

5月5日のこどもの日は、端午の節句。生まれて初めて迎える節句の日には、赤ちゃんの健やかな成長を願って家族みんなでお祝いをします。この記事では、男の子の初節句のお祝いの仕方とお祝いを頂いた時にするべきことを解説します。

目次

出産内祝い

端午の節句の由来は?

現代では、女の子は桃の節句、男の子は端午の節句にお祝いをするのが一般的ですが、実は端午の節句はもともと女の子のお祭りだったことをご存知ですか?

田植えの時期である5月に、稲の豊作を祈願するために若い娘が小屋や神社に籠り、田植えの前にけがれを祓う「五月忌み」という風習が行われ、女性の厄払いの日とされていました。
しかし、武家時代になり武士の間で中国から伝わってきた魔除けの効果があるとされる菖蒲で健康を祝う風習が(尚武(武を尊ぶ))とかけて端午の節句を尚武の節目として盛んに祝うようになりました。
その後、尚武が「勝負」に通じることから、男の子がたくましく成長する姿を喜ぶとともに、将来の出世を願う行事として親しまれるようになったのです。

男の子の初節句はなぜ5月5日なの?

子供の健やかな成長を願う節句の日。
男の子と女の子とでお祝いの日が違い、男の子は5月5日の端午の節句に、女の子は3月3日の桃の節句にお祝いをします。

今でこそお祝いの日として広く知られていますが、その昔、古代の中国で5月に病気が流行し、なくなることが多かったことから、5月5日といった奇数が重なる日は悪い日だと考えられていました。
節句の日の由来は、このような縁起の悪い日に厄払いをして、身内の無病息災を願ったことが始まりとされています。
他にも、「端午の節句」の「端(はし)」は月の初めという意味もあり、端午は「月の初めの午の日」ということを指します。
このことから、端午の節句は元々月の初めの午の日に行われる行事でした。
今では、午と五が同じということで5月5日が「端午の節句」となりました。

男の子の初節句にはどんなお祝いをする?

3月3日の桃の節句には、雛人形を飾って女の子の健やかな成長を願います。
ここでは、男の子の初節句の祝い方について解説していきます。

五月人形を飾る

五月人形には、雛人形と同様に「男の子を厄から守る」という意味と「立派に逞しく成長する」という願いが込められています。
五月人形が武者人形や兜、甲冑(かっちゅう)などの強さや逞しさを魅せる姿をしているのは、強い力で厄を除け、力強く立派に育って欲しいという想いが込められているのです。

鯉のぼりを飾る

5月5日には、屋根の上を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりをよく見かけますよね。
これは古代中国までさかのぼります。
昔中国には、鯉が滝を登り天に至って龍になるという「登竜門伝説」がありました。
したがって昔から鯉は、出世の象徴になっていることから、鯉のぼりには男の子が立派に育ち、出世するようにとの願いが込められています。

家族で食事会をする

初節句のお祝いは、お父さんやお母さんだけではなく、子供にとってのおじいちゃんやおばあちゃんも呼んで食事会をするのが一般的です。
初節句を迎える子どもが喜ぶものを並べて、みんなで楽しくお祝いをしましょう。
節句とは、他に「節供」とも書きます。
意味は「季節のお供えもの」ということで、節句に季節ごとの飾りをしてお供えをし、そのお下がりを頂いていました。
子どもが喜ぶものを用意するとはいえ、節句には季節の食べものが欠かせないでしょう。
端午の節句といえば、柏餅とちまきです。
ちまきは、昔から中国で端午の節句に食べられていたものです。
また柏餅を巻いている柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家系が絶えず繁栄する縁起の良い食べものとされています。
初節句を迎える頃にはまだ食べられないかもしれませんが、我が子を囲みながら、柏餅やちまきを家族みんなで楽しみたいですね。

男の子の初節句をお祝いする時の気になるギモン

男の子の初節句。
両親にとっても初めての事が多く、何気なくしていることが間違っていたり、「こういう場合はどうすればいいんだろう」と悩むこともあるでしょう。
ここでは、男の子の初節句を迎える際の気になるギモンを解決していきます。

五月人形や鯉のぼりは誰が用意するの?

結論から言うと、五月人形や鯉のぼりを買う人は決まっていません。
昔は、五月人形や鯉のぼりは、お母さんの実家で用意するのが風習でした。
結婚をして夫の実家に入り、夫の両親と同居するのが一般的だと考えられていた頃は、離れて暮らす妻の両親が孫と娘の顔を見たいという想いから五月人形や鯉のぼりを用意し、夫の実家へ持参したという話さえあるほどです。
しかし、最近では両親と同居する人も少なく、必ずしもお母さんの実家が用意しなければいけないというわけではありません。
また、地域によってはお父さんの実家が用意するという場合もあります。
中にはお父さんとお母さんが購入する家庭もあります。
家族と相談して、子供の健やかな成長を祈りながら納得のいく形で決めましょう。

五月人形はいつ飾るの?

五月人形は、内飾りと呼ばれ、春のお彼岸の時期を過ぎてから飾ってもいいとされています。
中には、4月に入ったら飾り始めるという家庭もあるようです。
縁起物であるので、縁起の良い日である「大安」や「友引」に飾ると良いでしょう。
鯉のぼりは、外飾りと呼ばれており、4月上旬に飾るという家庭が多いようです。

一方で、注意したいのが5月5日の直前や当日に飾ることです。
これは「一夜飾り」といって、節句は厄を払う意味も含まれているため、前日に飾ると厄を払うことができないということで、縁起が悪いものとされています。
遅くても節句の1~2週間前までに飾りましょう。

お祝いに対してのお返しはどうすればいい?

初節句をお祝いしてくれる人は、ほとんどが身内から受け取ることが多いでしょう。
お祝いをしてくれた人への内祝いは、品物でお返しをする必要はありません。
身内でのお祝いですので、初節句をお祝いする食事会を開き、招待することでお返しとなります。
高価なお祝いをもらった場合には、帰りに手土産としてお菓子のセットを用意しておくのものお返しのやり方です。

どうしても品物をお返ししたいという場合は、内祝いの一般的な“半返し”のルールは気にすることはありません。
おじいちゃんやおばあちゃんにとってかわいい孫のこれからの健やかな成長が何よりもの楽しみのはずです。
また、雛人形や五月人形を購入しお祝いをしてくれた祖父母は、お返しを期待してお祝いをしてくれたわけではないので、ここはお祝いをありがたく頂いておくと良いでしょう。
その分、季節の変わり目ごとに帰省して孫の顔を見せに行ったり、一緒に旅行をする機会を作ってあげたり、孫と触れ合える時間をたくさん作ってあげると喜ばれそうですね。

昔から親しまれている風習で初節句を祝おう

生まれた赤ちゃんが最初に迎える節句の日。
子供のこれからの健やかな成長を家族みんなで願い、お祝いする行事です。
節句のお祝いは、古代から「子供の成長のため」に受け継がれている素敵なイベントです。
我が子が大好きな食事を並べて兜や鯉のぼりを自宅に飾り、大きくなった将来の姿を想像しながら家族で眺めてみてはいかがでしょうか。