内祝いを郵送するなら手紙を添えよう!感謝の気持ちを伝えるお礼状の書き方

2019/08/21
内祝いを郵送するなら手紙を添えよう!感謝の気持ちを伝えるお礼状の書き方

内祝いは、本来であれば結婚祝いや出産祝い、引っ越し祝いに入学祝いなど、お祝いをもらった相手に直接渡すのがマナーです。 とはいえ、結婚式をやむを得ず欠席してしまう場合や人数が多い場合、相手が遠方にいる場合やお互いの都合が合わない場合など、直接渡すことが難しいケースもありますよね。 そこで、この記事では、内祝いを郵送する際の注意点や、手紙を添えるなどのおすすめの送り方のマナーについて解説していきます。
最終更新日:2021年4月5日

目次

出産内祝い

内祝いを直接渡せないのは失礼になる?

「内祝い」の本来の意味は、内、つまり身内に起こった結婚や出産などのおめでたい出来事について、普段からお世話になっている人たちに「よろこびをおすそわけする」というものです。
そのため、昔はお祝いの席を設けて親しい友人や普段からお世話になっている人、近所の人などを招待しておもてなしをし、参加してくれたことに対する感謝の気持ちとしてお礼の品物を渡すのが一般的でした。
また、お祝いの場に参加できなかった親族や友人に対しても、あいさつの代わりとして品物を贈る習慣がありました。

ところが、現代では何ももらっていない人に内祝いを渡すのはおかしい、先に品物を贈ることで、かえって相手に気を遣わせてしまう、という風潮が強まっていることから、お祝いをもらった相手に御礼の気持ちとして品物を渡すのが一般的になっています。
つまり、現代ではお祝いの気持ちに対する「お返し」と同義のように使われている内祝いですが、もともとは全く別の意味の言葉なのですね。
こうした内祝いの本来の意味を考えれば、日頃からお世話になっている人が対象となることが多いため、直接渡すのがマナーといえるでしょう。

内祝いに人気の品物は、贈った相手が好きなものを選べるカタログギフトやタオルなどの日用品、お菓子などです。
会う機会がつくれるのであれば、内祝いはできるだけ相手に直接手渡すのが基本です。
とはいえ、仕事や生活のサイクルが多様化している現代では、会うことが難しい人もいるのが現状ですよね。
遠方に住んでいるため、直接会うのが難しいケースもあるでしょう。
どうしても渡す機会がつくれないのであれば、タイミングを待って渡すのが遅くなってしまうよりも、郵送したほうがかえって失礼にならない場合もありますよ。
本来のマナーにこだわりすぎてお互いの負担になるのであれば、状況に合わせて柔軟に対応するといいでしょう。

内祝いを郵送するときに注意したいこと

内祝いを郵送する際は、まず、品物自体にも気を配りましょう。
相手が受け取るまでの間に傷んでしまうような、生ものや賞味期限の短いものは選ばないのが基本です。
住んでいる場所がそれほど離れていない相手であっても、すぐに受け取れない可能性もあるため、食べ物の場合は日持ちするものを選ぶといいでしょう。
また、ガラス製品や陶器などの破損しやすいものも割けるべきです。
万が一、相手に届くまでに割れてしまった場合は、相手に迷惑になってしまいます。
また、結婚の内祝いの場合は「割れ物」や刃物などの「切るもの」は縁起が悪いとされているため、相手にも嫌な印象を与えやすいので注意しましょう。

そのほかにも、櫛は「苦」や「死」を連想されるため、タブーとされています。
贈り物としてよくある靴下も、「踏む」を連想させるため、目上の人に贈ることは失礼にあたるので注意が必要ですよ。
また、内祝いはお祝いとして受け取った金額に対して、3分の1返しや半返しが相場とされているため、相場に対して安価すぎても、反対に高価すぎても失礼にあたります。
一般的な相場の範囲内で選ぶと間違いないでしょう。

内祝いの品物には、「のし」をつけるのがマナーです。
郵送の場合には、配送時にのし紙が汚れないように配慮して、包装紙の中にのし紙をかける「内のし」にするのが一般的ですよ。
現代では、親しい間柄の友達にはのしの代わりにリボンで代用されることも増えてきましたが、目上の人や親戚などに送る場合は、きちんとのし紙をつけるといいでしょう。
のし紙は、品物を購入したデパートやオンラインショップなどでつけてもらえるほか、インターネット上にもさまざまなテンプレートがありますよ。
なお、同じ内祝いであっても、結婚内祝いと出産内祝いでは水引の形が異なるので注意しましょう。
一度きりのほうがいい結婚内祝いには「結び切り」を、何度繰り返してもおめでたい出産内祝いには「蝶結び」と覚えておくと安心です。
また、送り状を記入する際には、「内祝い」と記入しておくと、受け取った相手がわかりやすいでしょう。

内祝いを相手の自宅に直送する場合は、そのままいきなり送らず、一報いれるか中に手紙を同封しておくようにしましょう。別便でお手紙を送るのも良いでしょう。
まず、お祝いを受け取った時点で、できれば電話などで受け取った報告とあわせてお礼をしておくといいですね。
基本的に、内祝いはお祝い事があってから1カ月以内に贈るものとされています。
そのため、諸事情があって内祝いが遅れてしまう場合にも、相手が気にする可能性があるため、連絡を入れておくと安心です。
内祝いを送ることを事前に伝えておけば、日付や時間帯などの相談もできるため、相手が不在で受け取れない確率も下がるでしょう。
事前の連絡をせずに送った場合でも、届いたころを見計らって電話すれば、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。
配送事故などで、万が一届かなかった場合の確認にもなります。

なお、相手が喪中の場合でも、内祝いを送ることができます。
ただし、喪中期間である四十九日を過ぎてから送るようにしましょう。
1カ月以上間が空いてしまう場合には、先にお礼状のみを送っておきます。
この際、相手を気遣う一文も忘れずに入れておきましょう。
品物はあえてほかの人とわける必要はありませんが、縁起が良すぎるものは相手の心情を考慮して、避けたほうがいいかもしれません。

内祝いに添える手紙を書く際のマナーとは?

内祝いに添える手紙は、おめでたいイベントの一部として送るものなので、「忌み言葉」に注意しましょう。
忌み言葉というのは、冠婚葬祭などの場面で控えるべきとされている、ネガティブな意味を持つ言葉のことです。
具体的には、切れる、離れる、別れる、壊れる、返す、戻るなどの言葉です。
忌み言葉は場面によって異なりますが、結婚式の場合には夫婦の別れや再婚を連想させる言葉を避け、出産の場合には流れる、落ちるなどの流産や死産を連想させる言葉を避けるべきとされています。

また、結婚式の場合は、繰り返してはいけないということから、「重ね言葉」も避けるのがマナーです。
かさねがさね、また、いろいろ、次々など繰り返しの意味を持つ言葉には注意が必要です。
そのほかのマナーとして、おめでたいことで書く文章には句読点を使わない、というものがあります。
句読点は「切れる」「終わる」を連想させるため、幸せが途切れてしまわないよう、あえて使わないのが慣習となっているのです。
歴史的な背景をみても、句読点が使われ始めたのは明治時代からで、当初の目的は子供が文章を読みやすくすることでした。
そのため、文章が読める大人に対して句読点をつけるのは失礼にあたるとも考えられていたのです。

お礼状を書く際には、はがきではなく便箋や封筒などを用いるのが一般的です。
デザインに決まりはありませんが、お祝い事にふさわしい明るめのデザインでありながら、落ち着いた用紙を選ぶといいでしょう。
特に、年配者に対しては、派手な色彩や絵柄ものは避けるのが無難です。

書き方についても、一般的にお礼状は縦書きがフォーマルな形式です。
しかし、最近では横書きも主流になっています。
パソコンでメッセージカードを用意したり、親しい間柄の人への贈り物に添える場合、縦書きは堅苦しいと感じるからです。
相手との関係性を考慮して、どちらの書き方にするかを判断すると良いでしょう。
できれば印刷したものではなく、手書きで書くと喜ばれそうですね。

手紙の文面には盛り込む内容は何が適切?

普段から手紙を書く習慣がない人は、いざ便箋に向かっても、何を書けばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
内祝いのお礼状には、ある程度決まったテンプレートがあるため、それに沿って書くとスムーズにできあがります。
インターネットで検索して例文を参考にするのも良いでしょう。
なお、手紙の文面に盛り込む内容は、結婚の内祝いと出産の内祝いで異なります。
まず、結婚の内祝いに添える手紙の場合は、最初にお祝いへの感謝の気持ちを伝えましょう。
「この度は私たちの結婚に際しまして過分なお心遣いをいただき誠にありがとうございました」や、「この度は私たちの結婚に際して心のこもったお祝いをいただき誠にありがとうございました」などとはじめます。
相手からもらったお祝いが品物の場合は、贈ったほうも使い心地などを気にしている可能性があるため、感想や活用している様子を書くと喜んでもらえますよ。
次に、新しい生活への抱負を伝えます。
「温かな家庭にしていきたい」「笑顔溢れる家庭を築きたい」など、ふたりらしい抱負を考えてみましょう。
続いて、「ささやかではございますが」と、内祝いの品を贈ることにについて軽く触れた後、今後も変わらぬお付き合いをお願いするのが一般的な流れです。
夫婦の氏名と連絡先も記載しておきましょう。
この際、旧姓も添えておきます。

続いて、出産の内祝いに添える手紙の場合です。
結婚の内祝いに添える手紙と同様、まずはお祝いに対するお礼を伝えましょう。
また、子どもの名前やその意味合いを伝えたり、近況を報告したりといった話題が一般的です。
続いて、内祝いの品について軽く触れ、家族ともども変わらぬお付き合いをお願いして、お礼状を締めくくりましょう。
この際、夫婦の連名、子どもの名前と連絡先も書き添えておきます。

失礼のない文章を書くことも大切ですが、自分たちらしい文面で送ることであたたかいお礼状になります。
なお、いくら結婚や出産が幸せであっても、のろけや自慢話を長々と書いたり、相手にも結婚や赤ちゃんを催促したりするような文面は控えましょう。
未婚や不妊など相手にもさまざまな事情が考えられるため、送る相手のことも考慮すべきです。
お礼状を書く際には、「相手に感謝を伝えるためのもの」という本来の目的を忘れてはいけません。

堅苦しい手紙は苦手!そんな場合には?

改まって感謝を伝える機会とはいえ、堅苦しい手紙を苦手に感じる人もいるかもしれませんね。
「拝啓」から始まる書き出しに続く言葉が思い浮かばないと思う人もいるでしょう。
会社の上司や祖父母など日頃からお世話になっている目上の人は別として、両親や友人などの親しい間柄であれば、堅苦しい手紙でなくても失礼にはあたりません。
便箋と封筒の改まったお礼状でなくても、カジュアルなメッセージカードを添える人は多くなってきています。
礼節を重んじすぎてもかえって他人行儀に思われてしまう可能性もあるため、最低限のマナーさえ守れば、手紙の形式や内容は相手との関係性に合わせて変えてもいいでしょう。
送る季節に合わせて、春夏秋冬の話題から書き始めるのもいいでしょう。
新婚旅行の写真や子どもの写真など、近況がわかるようなものが入ったメッセージカードも喜ばれます。
特に、両親や友人であれば、堅苦しい手紙よりもこちらのほうが喜ばれやすいでしょう。
写真つきでなくても、お祝いにちなんだイラストが入ったものを選ぶのもいいですね。

メッセージカードはどこで作れるの?

メッセージカード自体は、文具店や雑貨店などで購入できます。
シンプルなものから華やかなもの、子どもの性別に合わせたものまでさまざまな種類があるため、自分たちのイメージや状況にあったものを選ぶといいでしょう。
また、内祝いの品物を購入する際に、メッセージカードをサービスしてくれるショップもあるため、そういったサービスを利用してみてもいいかもしれません。
このように、既存のカードから選ぶ方法もありますが、オリジナルのカードをつくりたい場合には、オリジナルカードがつくれるアプリやインターネットサービスを利用するといいでしょう。
デザインが苦手でも、テンプレートやスタンプを利用すれば、あっという間におしゃれなメッセージカードをつくることができますよ。
パソコンがなくても、スマートフォンで簡単に作成することができます。
結婚式の写真や子どもの写真を入れるだけで、自分たちだけのオリジナルカードができあがります。
なかには、動画再生付きのQRコードをつけることで、受け取った相手が動画を楽しめるユニークなサービスもありますよ。
費用も無料、または比較的安価でできるため、上手に活用できれば便利なアイテムですね。

こんなときには先に手紙を出しておこう

内祝いを郵送する際には、手紙を添えることで相手に感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
ところが、手紙だけを先に送ったほうがいいケースもあるため、しっかりポイントを押さえておきましょう。
まず、内祝いを受け取ったときに、返事として先にお礼状を出しておくケースです。
通常、お祝いを受け取ってから内祝いを発送するまでには、多少のタイムラグがあります。
そのため、特に職場の先輩など目上の人や普段からお世話になっている人に対しては、まずお礼状を送り、改めて伺う旨や、もしくは内祝いを送る旨を知らせておくと、より丁寧な印象になります。

また、入籍の時期やハネムーンなどの事情があって内祝いが遅れてしまう場合も、先にお礼の手紙を出して知らせておきましょう。
普段から交流のある近しい親族や友人の場合は、メールなどで伝えても十分かもしれません。
ただし、年配者や上司など特別な相手に対しては、お礼状とともに内祝いが遅れることを伝えておくと失礼がありません。
1月や2月、夏の季節や冬など、時候の挨拶を添えて書くとより丁寧でしょう。

内祝いを郵送するときは手紙で感謝を伝えよう

お祝いを受け取り後は、まずはお礼の連絡を入れましょう。
その上で、内祝いはできるだけ直接渡すのがマナーです。
しかし都合が合わない場合には、遅れるよりも郵送したほうが失礼にならないケースもあるでしょう。
内祝いを郵送する場合は、品物やのし、郵送する日時などに考慮が必要です。
また、そのまま送ることはせず、手紙を添えて感謝の気持ちをきちんと届けましょう。
間柄によっては、写真付きのメッセージカードが喜ばれることもありますよ。