みんなは何を贈ってるの?赤ちゃんが生まれたときの内祝い
2019/08/13

赤ちゃんが生まれると、親戚をはじめ友人や職場の同僚などからお祝いをもらうことが多いです。お祝いはただもらうのではなく、マナーとして「内祝い」をお返ししなければなりません。ただ、内祝いをいざ選ぼうとしても意外と難しく、困ってしまう人も多いのではないでしょうか。今回は、出産内祝いの基本的なマナーをはじめ、人気の品や選び方などを紹介していきます。

目次

出産内祝いを選ぶときの金額の決め方

出産内祝いを選ぶにあたり、まず気になるのが「金額」ではないでしょうか。
お祝いをくれた人数が多い場合はあまり高い品物を選ぶと出費がかさみますし、かといって安い品物では失礼にあたる恐れもあります。
実は、内祝いには一般的に「半返し」というお返しのマナーがあるため、自分で金額を決める必要はありません。
もらったお祝いの額を参考に、その半額程度の品物を贈るのが一般的です。
たとえば、お祝いに1万円のベビー服をいただいた場合、内祝いは3000~5000円の範囲内で選ぶことになります。
ただし、両親やきょうだいなどの近しい人や、職場の上司のように日ごろお世話になっている人は、お祝いの金額を奮発してくれるケースも少なくありません。

このような場合、マナーだからときっちり半返しをすると「せっかく贈ったのに」と逆にガッカリさせてしまう可能性もあります。
もらった金額や相手との関係性などによっては、半額ではなく3分の1程度を目安にしても構いません。
このとき、「3分の1程度の品物しかお返しできないのは申し訳ない」と気になるなら、感謝の気持ちを丁寧につづったメッセージカードなどを同封すると良いでしょう。
ちなみに、いとこへの内祝いは5000~1万円程度、一般的な親族へは1万円~1万5000円程度、両親や伯父叔母などへは2~3万円程度の品物を贈るのが相場となっています。
ひと口に親族といっても、関係性によって最適な内祝いの相場は異なるので注意が必要です。

出産内祝いは相手によって品を選ぶのが基本

赤ちゃんが生まれたときに限らず、お祝いをもらったときは内祝いをお返しするのが一般的です。
ただし、そもそも内祝いには「おめでたい出来事をおすそ分けする」という意味があり、お祝いをもらったからお返しをするというわけではありません。
あくまでも、身近な人たちへ幸運を分けてあげようというものであり、「お礼」をするという気持ちを持つことが大切です。
内祝いを贈るのがマナーだからと適当に品物を選ぶのではなく、感謝の気持ちを忘れずにお祝いをくれた人それぞれが喜びそうなものを考えましょう。
つまり、出産内祝いは相手によって何を贈るかを選ぶというスタイルが基本になります。

相手が好きなもの、喜ぶものがわかっている場合は選ぶのも簡単ですが、そうでない場合は迷ってしまいますよね。
このようなときは、相手の家族構成や趣味、独身か既婚かなどを考えて選ぶと失敗しにくいでしょう。
たとえば、子どもがいる家庭であればお菓子のつめ合わせ、独身男性であればお酒やサッと食べられるものなど、喜ばれる可能性が高いものを選びます。
ただ、いくら相手の喜ぶものを選ぶと良いとはいえ、人数が多いとなかなか1人ずつ選ぶのは難しいものです。
こんなときは、個人ではなく「友人」や「親族」、「上司」など大まかなカテゴリーに分け、それぞれ贈るものを決めるとスムーズに進むでしょう。

友達など同世代には実用的なものが人気

出産祝いをくれるケースが多い人といえば、まず挙げられるのが「友達」です。
付き合いの深い友達であればどんなものを喜ぶかわかっているため、内祝い選びが比較的スムーズに進むことも多いです。
内祝いに何が欲しいか、さりげなく聞くこともできるでしょう。
ただ、時間がなくてなかなか話せなかったり、相手の好みの品物を買いに行く時間がなかったりするケースも少なくありません。
このような場合は、同世代に喜ばれやすい人気の品物を選んでおくと良いでしょう。

スタンダードな内祝いとしては、タオルやアメニティグッズのような日常で使えるものが喜ばれます。
タオルといっても近所で買えるような一般的なものではなく、自分ではなかなか購入しないようなブランド品やハイクオリティな品を選びましょう。
子どもがいる友達であれば、かわいいキャラクターグッズや体にやさしい果汁100%のジュースなど、あえて子どもが使えるものを贈るのもひとつの方法です。
独身の友達や夫婦世帯の場合は、スイーツなど食べ物も喜ばれるでしょう。

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両親には赤ちゃんの写真を添えると喜ばれる

両親など年配の親族に内祝いを贈る場合は、タオル類などの実用的なものが良いでしょう。
ただし、両親や伯父叔母などからはお祝い金の額も高いケースが多いため、友達などに贈るのと同程度の品物では失礼にあたる可能性もあります。
名の知れたメーカーのタオルやブランドの食器などをはじめ、老舗店の高級スイーツなどネームバリューのある品物を選ぶと安心です。
内祝いだけではなく、普段お世話になっているお礼も兼ねて贈り物をしたいときは、旅行券など奮発した品物も喜ばれるでしょう。

ただし、旅行券を贈りたいからといって、金券だけを渡すのはマナー違反になる恐れもあります。
「相手のために心を込めて品物を選んだ」という気持ちが見えにくいため、相手に寂しい思いをさせてしまうケースもあるのです。
このため、旅行券などを贈りたいときは、菓子類やちょっとした贈り物と一緒に渡すようにしましょう。
また、両親や伯父叔母など近しい間柄の相手には、生まれた赤ちゃんの写真などを添えてあげると喜ばれやすいです。
特に遠方に住んでいてなかなか会えない場合、写真とはいえ赤ちゃんの様子を見られるのはうれしいサプライズになるでしょう。

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複数人でまとめたお祝いには手頃なお礼を

パパやママが会社に勤務している場合、職場の同僚や上司などが複数人でまとめてひとつのお祝いをくれることもあります。
このようなケースでは、職場宛てに内祝いをひとつだけ贈れば良いのか、それともひとりずつに宛てて贈るのか迷ってしまいますよね。
結論からいえば、仮にまとめてひとつのお祝いだったとしても、内祝いは個人ごとに贈ったほうが良いでしょう。
まとめてひとつのお祝いでも、個人個人がお金をだしてくれていることに変わりはありません。
もらった品物やお祝い金の額を人数で割り、1人当たりの内祝いの額を決めて品物も選びましょう。

ただし、人数があまりにも多いと1人ずつ選ぶのは難しいため、タオルや洗剤など誰でも使える実用的な品か、一般的な菓子類を選ぶのが無難です。
まとめてひとつのお祝いとなると、1人当たりの負担額が1000円程度ということも珍しくありません。
この場合、半返しのルールにしたがえば、内祝いは500円程度の品物になります。
「安すぎるのでは」と気になるでしょうが、あくまでも1人当たりの負担額に応じた内祝いを贈れば良いので問題はありません。
実際、内祝いの品物を取り扱うカタログや通販サイトでは、500円程度の品物も豊富に取りそろえられています。
もらったお祝いの額にふさわしければ決して失礼に当たるわけではないので、安心して選びましょう。

出産内祝いを渡すのは遅すぎないよう注意

出産内祝いに何を選べば良いかおおまかにわかったところで、次は贈る際のマナーも知っておきましょう。
まず気を付けたいのが、相手に内祝いを渡す時期についてです。
うっかり渡す時期が遅れてしまうと、マナー違反となり相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあるので注意しましょう。
出産してすぐにお祝いをもらった場合は、赤ちゃんが生まれてから1カ月後を目安に内祝いを渡すのが一般的です。
1カ月後というと、出産による体のダメージも少しずつ癒え、ママが外出できるようになる時期です。
赤ちゃんもスクスクと成長し、体も大きくなってある程度免疫力なども強くなっているため、ママと一緒に外出することもできます。

品物を選んだり、相手に会って渡したりもできるようになるため、お宮参りをする時期を目安に内祝いを贈ると良いでしょう。
もちろん、ママの体の回復具合や赤ちゃんの健康状態などによっては、出産後1カ月でもまだまだ余裕がないというケースもあります。
1カ月後までに渡すというのはあくまでも目安なので、ママや赤ちゃんの体調を見ながら準備を進めるようにしましょう。
ただし、さすがにお祝いをもらってから2カ月以上内祝いを渡さずにいるのは失礼に当たるため注意が必要です。

事情があってどうしても間に合いそうにない場合は、できるだけ早く内祝いが遅れてしまう旨を知らせておくか、宅配や郵送で送るようにしましょう。
何の連絡もなく内祝いが遅れるよりは、連絡があったり郵送などで届いたりしたほうが印象は良くなります。
郵送の場合は、お祝いをもらったことへの感謝や直接渡せないことを詫びるメッセージカードなどを添えると効果的です。
また、出産後1カ月以上過ぎてからお祝いをもらったときは、1週間後など内祝いの準備ができ次第できるだけ早く渡すようにしましょう。

相手に関係なく必ず「内祝い」ののし紙は必要

内祝いは、古くから日本で行われている伝統的な慣習であり、正式な贈り物でもあります。
このため、いかに近しい間柄の相手に贈る場合であっても、必ず「のし紙」を付けるようにしましょう。
のし紙は正式な贈り物に付けられる包装紙のようなもので、水引やのしがあらかじめプリントされたものを使用するのが一般的です。
のし紙には表書きとして「出産内祝」などと書き込むため、これがないと相手に内祝いとして贈っていることが伝わらない恐れがあります。
せっかく心を込めて選んだ内祝いが、普通の贈り物として受け取られてしまっては悲しいですよね。
相手に内祝いであることをすぐにわかってもらうためにも、忘れずにのしを付けてから渡すようにしましょう。

なお、のし紙にプリントされている水引は一種類だけではありません。
色や形により、慶事用や弔事用などに分けられているのです。
出産内祝いとして渡す場合は紅白の蝶結びの水引を使い、「出産内祝い」「御礼」などと表書きをしましょう。
水引の下には赤ちゃんの名前を入れますが、フルネームでも名前だけでも構いません。
どのように読むかひと目でわかりにくい場合は、ふりがなをふっておくと覚えてもらいやすいです。
のし紙を自分で準備できない場合は、内祝いを購入した店舗や通販サイトなどに「のし紙を付けてください」とお願いしましょう。
ほとんどの店舗では、表書きまで無料で対応してくれます。

出産内祝いを考える際に注意したいこと

お祝いをくれた人に出産内祝いを贈るにあたり、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
まず、内祝いは現金でお祝いをもらったときだけお返しすれば良いというイメージを持っている人もいますが、そんなことはありません。
出産関連に限らず、お祝いをもらったときには現金か品物かに関係なく「お礼」として内祝いを贈るのが一般的なマナーです。
このことを知らないと、相手によっては「失礼な人だ」と怒らせてしまい、関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあるので注意しなければなりません。
ただし、親族間で「お互いに内祝いはなし」などのルールを決めているケースもあります。

さらに、地域によっては贈る品物や金額の相場などが一般的な内容とは異なることもあるため、パパやママだけの判断で内祝いを決めるとトラブルのもとになることもあるでしょう。
内祝いに関して、親族間やその地域ならではのルールがないか、事前に両親など周囲の人に相談しておくと安心です。
また、内祝いとしてふさわしくない品物を選ぶのも厳禁です。
基本的には何を選んでも良いのですが、一般的にお祝いの品として縁起が悪いとされているものもあるので注意が必要です。

たとえば、ハサミや包丁などの刃物は「縁が切れる」ことを連想させるので失礼にあたります。
日本茶は高齢の相手に喜ばれると思いがちですが、法事の席や香典返しとして贈られることが多いため、お祝いの品としては避けたほうが良いでしょう。
目上の人に対しては、靴下やスリッパなどを選ぶと「踏みつける」印象になってしまうため、これも失礼になってしまいます。
このように、一見問題がなさそうなものでも、その品が持つイメージによっては相手を不快にさせてしまう恐れがあるのです。
これは内祝い全般で共通することなので、しっかり覚えておきましょう。

出産祝いをもらったら必ず出産内祝いを贈ろう

出産祝いをもらったときは、お祝い金や品物の額の半分~3分の1程度を目安にした内祝いを贈りましょう。
このとき、出産してから1カ月後までに相手に渡すことが大切です。
あまり遅くなると、せっかくの内祝いの印象が悪くなってしまう可能性もあるため注意しなければなりません。
お祝いをもらったらできるだけ早く、相手が喜びそうな内祝いを用意しましょう。