お祝いのお礼は何割くらいが無難?相場や渡し方など内祝いのマナー

2019/08/12
お祝いのお礼は何割くらいが無難?相場や渡し方など内祝いのマナー

職場の上司や先輩、親しい友人から結婚や出産のお祝いを受け取ったら、きちんとお礼をするのがマナーです。 新生活が始まったり、子どもができたりすると何かと忙しくなるものですが、社会人としてきちんとした対応をすることが求められます。 ただし、「お祝いの御礼の相場がわからない」「お返しの割合がわからない」「どんなものを選べば良いのかわからない」といったように、判断に悩むことがあるでしょう。 そこで、内祝いの相場ではお礼の何割程度のものを選べばよいのか、さらに、渡し方のマナーについても解説します。

目次

お祝いに対して何割くらいでお礼するのが一般的?

結婚や出産などおめでたいことがあったときにお祝いをいただくことがあります。
いただいたお祝いに対してはお返しを贈ることが一般的で、お祝いに対するお礼を「内祝い」といいます。
もともとの内祝いの意味は、おめでたいことがあった喜びを日頃お世話になっている人や親しい人と分かち合うために贈り物をすることでした。
しかし、かつてとは異なり、お祝いをいただいた方のみに内祝いを贈ることがマナーとなっています。
結婚の内祝いは結婚祝いをいただいた方に、出産の内祝いは出産祝いをいただいた方にだけ贈ることが基本です。
お礼として贈るものの金額はもらった額のどれぐらいの割合が適しているかについては迷いやすいものですが、5割程度が一般的となっています。
いただいたお祝いに対する半分くらいの額でお礼をすることから、「半返し」ともいわれているのです。

ただし、結婚式に参列できなかった人からの結婚祝いや出産祝いのお礼は必ずしもいただいた金額の5割でお返しするのが決まりではなく、半額から3分の1程度が目安とされています。
相手との関係性や頂いたお祝いの額など状況に合わせて対応することが大切です。
また、初めての結婚や出産であるような場合には、慣れないマナーから、いただいたお祝いの額と同等額のお礼をしようと考えてしまう人もいます。
しかし、結婚祝いや出産祝いは、結婚後あるいは出産後の生活の足しにしてほしい、新生活や子育てに便利に使ってほしいという気持ちから贈られているものです。
いただいたものと同額でお礼をしてしまっては、せっかくの相手の厚意を無駄にしてしまうことにもなりかねません。
このようなこともあり、内祝いを選ぶ際には、半額から3分の1程度の金額を目安にして決めるのが無難といわれているのです。

お祝いのお礼にはさまざまな考え方がある

お祝いは、誰しも相手に喜んでもらいたいと考えて贈るものです。
通常であれば、内祝いを目当てに贈る人などいません。
ただし、お祝いのお礼として内祝いが届いたときには、人それぞれで、さまざまな考え方を持ちます。
考え方には個人差があるため、すべての意見を踏まえてお礼を考えることは難しいものです。
しかし、一般的にはどのような意見があるのかを知り、参考にすることはできます。

たとえば、内祝いの金額に目安はありますが、必ず守らなければいけないものではありません。
ただし、一般的な金額相場を参考にせず、もらったお祝いに対して低すぎる額の内祝いを贈ってしまうと、非常識と取られてしまう場合もあるため気をつける必要があります。
また、それよりもさらに冷ややかな目で見られやすいのが、お祝いをいただいても一切お礼をしないケースです。
無事に届いていないのではと贈り主を不安にさせてしまうこともありますが、多くの場合、常識がないと思われてしまいます。
ただし、友達や親族などの間で事前に相談が済んでいて、「お互いさまで内祝いは贈らないようにしよう」と決めている場合などは例外です。
その場合でも、お祝いを頂いたらメールや電話でお礼の連絡をするのはマナーです。内祝いを贈る贈らないの前に、お祝いに対しての返事をするのは人としてのモラルが問われます。お礼状として手書きのお手紙を送るのもいいですね。
一方、お祝いに対するお返しの額が高すぎることで贈り主を不安にさせてしまうケースもあります。
お祝いの贈り主は、年齢や立場などさまざまです。
両親や祖父母、年配者となる親戚などのなかには、高額なお祝いをくれる人も多くいます。
半返しのルールで考えると、高額であっても半額程度のお返しを考えてしまうものです。
しかし、高額なお祝いをいただいた際に半額程度で返すと、「迷惑だったのか」と相手に不安に感じさせてしまう場合もあります。
目上の人が高額なお祝いを贈る場合、結婚生活や出産後の生活に役立ててほしいという思いで相場より高額なお祝いを選ぶことは多いものです。
そのため、そのような場合には状況に応じて相手の気持ちをありがたく受け、お礼の金額は3割程度にとどめておく対応をすることも大切となります。
ただし、金額は抑えても、感謝の言葉は十二分に伝えるようにしましょう。

さらに、まれなケースではありますが、内祝いについて「現金でいただいたときのみお返しするもの」と理解している人もいます。
しかし、一般的には、お祝いとしてもらったら、現金であっても品物であっても必ずお礼をすることがマナーと考えておいたほうが無難です。
めでたい祝いごとで嫌な思い出が残らないようにするためにも、できる限りお互いに気持ちがよい終わり方となる対応を心がけるようにしましょう。

贈った内祝いが相場より低かったときの対処法

一般的な内祝いの相場を考慮して贈ったものの、後から考えてみると相場よりも少ないと気づく場合もあります。
そのようなときには、気づかないふりをして放置したり、慌てて追加で内祝いを送ったりするよりも、別の機会にお礼の気持ちを表すほうがスマートです。
たとえば、結婚の内祝いの場合なら、その後の新婚旅行で買うお土産で調整するのも手となります。
出産の内祝いの場合であれば、イベントの際に調整するのも方法です。
お祝いの贈り主の誕生日や子どもの誕生日、クリスマスなどのときにプレゼントを贈るなどします。
ただし、プレゼントを贈るタイミングが遅くなると意味がありません。
お祝いのお礼の1つであるとわかるように、お祝いをいただいた日にできるだけ近いイベントで贈るようにしましょう。

現金でもない限り、内祝いがいくらのものであるかを把握するのは難しいものです。
実際に、お祝いが品物であった場合、内祝いの金額を間違えてしまう失敗はありがちです。
値札がついているわけではないので、正確に金額がわからないことは相手も承知していて、多少の金額の違いなら気にしない人は多くいます。
しかし、お祝いの実際の金額と、お祝いを受けた側が考える金額にかなりの差が出てしまっていると、相手によっては気まずさが残り、ギクシャクしてしまうこともあるため注意が必要です。
このような失敗を防ぐためには、内祝いを選ぶ前に自身で金額を調べておくことも対策となります。
品物のブランド名や販売しているショップの名前をもとに、ネットや購入先で調べてみるのもよいでしょう。

内祝いでは必ず「のし」をかけて渡すのがポイント

内祝いは、必ず「のし」のついたのし紙をつけて渡すことがマナーです。
「のし」とは、主に慶弔時の贈り物に添えられる飾りを指します。
かつては、「のしあわび」と呼ばれる干したアワビが使われていましたが、時代の経過とともに簡略化されたことで、「のし」と水引が印刷されたのし紙を使うことが通常です。
マナーとはいえ、受け取る人のなかにはのし紙の有無など気にしない人もいます。
しかし、相手によっては、のし紙がないとお祝いに対するお礼と気づかないまま受け取ってしまう人もいるため要注意です。
きちんとしたお店なら、お祝いのお返しであることを伝えれば内祝いに適したのし紙を選んでくれます。
しかし、そのような対応がないお店や知識のない店員さんもいるため、正しいマナーを自分でもしっかりと把握しておいたほうが安心です。

一般的には、内祝いの場合だと、のし紙に印刷されている水引が紅白の蝶結びになっているものを使います。
しかし、結婚祝いであれば、結びきりを使うことがマナーです。
水引には、主に「結び切り」と「蝶結び」の2つの結び方があります。
結び切りは水引を堅く結んだもので結び直すことができない状態を表したものです。
このため、もう一度繰り返したくないことに対して使用します。
対して、蝶結びは結び直しができるものであるため、何度あっても喜ばしいことに対して使います。
お祝いごとは、ほとんどの場合、何度でも起きてほしいものです。
出産も一般的には子宝に恵まれることはうれしいできごととされています。
しかし、結婚に限っては2度も3度もないに越したことはありません。
そのため、結婚に関する贈り物では結び切りののし紙を使うことになっているのです。

また、のし紙には表書きが必要で、出産の内祝いの場合だと水引の上に「出産内祝い」または「内祝い」と書き、下には子どもの名前を入れることがマナーです。
一方、結婚の内祝いの場合には、上に「内祝い」または「寿」、下に夫婦連名で名前を記入することが一般的となっています。
ただし、下方に書く名前については、苗字だけにする場合もあります。

内祝いを渡すときには時間帯や六曜にも注意

忙しくしていて内祝いを郵送で済ませる人も多くいますが、本来は、できるだけ直接渡すようにするのがマナーです。
そして、相手の自宅を訪問するときには、事前に連絡を入れて都合を聞いておくことが必要となります。
都合を聞くタイミングは、1週間前くらいまでが目安です。
また、訪問する時間帯は、できる限り忙しそうな時間は避け、相手に気を遣わせないように配慮することが求められます。
朝早い時間や夜遅い時間を除くことは当然のこと、さらに、昼食の時間も避けたほうが親切です。
12時頃に訪問すると、相手に食事の用意の心配をさせてしまうことになります。
これらのことから、だいたい1時半から3時頃に訪問するのが無難です。

さらに、お祝いごとに関する訪問であることを踏まえて、六曜にも気をつけます。
六曜とは日の縁起や運勢の良し悪しを表したものです。
具体的には、大安、友引、仏滅、赤口、先負、先勝の6種類があり、内祝いを目的とした訪問に適しているのは、友引または大安です。
反対に、仏滅や赤口は縁起が悪いので避けるようにしましょう。
また、訪問当日は、遅刻することがないように注意しなければいけません。
わざわざ時間を取ってくださっていることを心しておきましょう。
ただし、遅れたら失礼にあたるからといって、早めに行ってしまっても困らせてしまう可能性があります。
予定時間を目途に来客の準備をしている場合があるからです。
そのため、約束している時間ちょうどに到着するようにするか、2~3分遅れる程度の訪問がちょうどよい訪問時間となります。

内祝いで押さえておきたいのは渡すタイミング

内祝いは、いつ渡すかのタイミングも大切となります。
一般的な渡すタイミングは、1週間から1カ月の間です。
お祝いをいただいたら迅速に対応することがベストですが、出産祝いの場合には、出産から1週間後だと、まだ入院をしている場合や、入院後間もない可能性もあります。
そのため、結婚祝いに比べて遅いタイミングで構いません。
だいたい、お宮参りを行う1か月後くらいを目安にして、まとめて内祝いを贈るケースが多くなっています。

個々の事情により内祝いを用意する時間が取りにくい場合もあることでしょう。
しかし、遅くても2カ月以上過ぎてしまわないうちに渡すことがマナーです。
3カ月以上経過してから渡すのは並々ならぬ事情の場合に限ります。
喪中のような特殊な事情があった場合だと理解してもらえることもありますが、通常であれば失礼だと考える人が多いと思っておきましょう。
お礼は人間関係において重要なマナーです。
お礼が遅れると、その後のつき合いに影響を与えてしまうこともあるため、渡すタイミングには十分に注意するようにしましょう。

準備する時間がない場合はオンラインショップを利用する

結婚したり出産したりしたばかりの時期は、目を離すことができない赤ちゃんを抱えていたり、新生活に慣れずに毎日奮闘していたりすることもあるものです。
会社勤めの人で産休や育休を取得している人は、育児に加え仕事も始まりバタバタするでしょう。
お礼はじっくりと時間をかけながら、自分の目で直接見て選ぶほうがよいとは思っていても、現実として内祝いを準備する時間をうまく取れないこともあります。
そのような場合には、オンラインショップを利用するというのも方法です。
オンラインショップなら、手の空いた時間にいつでも商品の購入をすることができます。
大手通販サイトのソムリエアットギフトでは、内祝いに人気のカタログギフトやお菓子などのスイーツギフトなど、豊富なジャンルの中から予算に合わせて商品を探し、じっくりと選べます。
内祝いののしや好きな柄の包装紙を選べたり、内祝いに同封できるメッセージカードを無料で利用できるのでおすすめです。
出産内祝い用、結婚内祝い用など、シックなものからカジュアルなものまで、それぞれの用途に合わせたテンプレートがあるので、結婚式の写真や生まれた赤ちゃんの写真を載せて作成することもできますよ。
もちろん、一言だけコメントを添えたいという人のためのオールマイティな挨拶カードもあります。
メッセージカードの書き方がわからない場合も、例文が掲載されているので、上手に活用すれば、必要なものを一度に揃えることができてラクに素敵な内祝いの用意ができます。
また、訪問することも難しい場合には、注文と併せてそのまま相手に発送してもらうことも可能です。
訪問できる日を調整しているうちに、お礼を渡す日がどんどん遅くなってしまっては本末転倒です。
オンラインショップを利用して発送してしまえば、渡すタイミングも遅れずに済みます。

内祝いは贈る相手への気持ちが大切!

お祝いに関して常識と思うことは人によってさまざまです。
また、マナーとされていることでも、親族独自の考え方があったり、地域性があったりする場合もあります。
そのため、内祝いは自分の状況や立場に応じて選ぶことがポイントです。
しかし、お祝いに対してお礼の気持ちを伝えることに決まりはありません。
はがきなどの簡易的なものではなく、綺麗な封筒や便箋を用意して、直筆でお礼状を送るのも素敵ですね。
ありがとうの気持ちをまっすぐ伝えると、相手に気持ち誠実な気持ちが伝わるでしょう。
内祝いを選ぶときに大切なことは、あくまでも贈る相手への気持ちであるため、常識の範囲内で喜ばれるものを上手に選んで贈るようにしましょう。