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いつまでに贈るのがマナー?内祝いが必要な祝い事と原則不要な祝い事
2019/07/30

結婚や出産など、おめでたいことがあったときには、お祝いをいただくことが多くあります。お祝いをいただいたら「内祝い」といわれる習慣に従い、お返しをすることが原則です。しかし、どのような品をどのようなタイミングで返すのかなど、さまざまな情報があり悩んでしまう人もいるでしょう。この記事では「内祝い」をいつまでに贈ることが適切なのかということと、贈ることが不要なケースなどを紹介します。

目次

内祝いはお祝いをいただいてから1週間~1カ月が目安

お祝いをいただいてから、お返しする内祝いですが、1週間~1カ月までにお返しすることが目安です。
一般的には、出産祝いの内祝いでは生後1カ月前後のお宮参りの時期に、結婚祝いの内祝いでは入籍後の1カ月以内とされています。
結婚の場合は入籍日ではなく、結婚式でお祝いをいただくこともあり、この場合でも結婚式後1カ月以内には内祝いを贈りましょう。
もし、出産や結婚から1カ月以上経過してからお祝いをいただいた場合は、その都度できるだけ速やかにお返しすることが大切です。
しかし、お返しする相手に不幸などがありタイミングが重なってしまった場合には、内祝いを贈るタイミングを遅らせるなどの配慮が必要となります。

そして、内祝いに贈る品などの金額目安ですが、お祝いでいただいた金額の3分の1から半額程度が目安となります。
半返しという言葉が昔から使われていますが、それは必ずしも半額ということではなく、3分の1から半額程度という解釈で大丈夫です。
目上の人には3分の1程度の金額を目安に、後輩や年下の人には半額程度の金額を目安に内祝いの品を選ぶようにしましょう。
なにを贈れば良いのかというと、最近では、生活必需品や食品などの消費できるものがよろこばれる場合が多くなっています。
結婚や出産の記念になるような品は両親や祖父母、親しく付き合っている親戚にはよろこばれますが、他人にとっては処分や扱いに困るケースがあります。
せっかくいただいたお祝いのお返しですので、貰う人のことも考慮して品を選ぶようにしましょう。

また、会社の同僚などからは、連名でお祝いをいただくことがあります。
こういった場合は、1人ずつにお返しをしたい気持ちもありますが、みんなで食べることができる個包装のお菓子などが一般的です。

お返しが必要なお祝いとそうでないものの考え方

一般的には、結婚や出産のお祝いにはお返しとして内祝いを贈りますが、お祝いにはお返しが不要なケースもあります。
例えば、お祝いをくれた先方に子供がいる場合の、入学祝いや就職祝いなどの贈りものに対しては原則お返しは不要です。
これは、どちらの家庭も子供が入学や就職などの時期になれば、お互いに贈り合うという意味があるからです。
しかし、お祝いをくれた先方に子供がいない場合には、内祝いとしてお祝いのお返しを考えるようにしましょう。

そして、結婚や出産のお祝いには「お返しはいらないから」と、お祝いを渡すときに内祝いは不要と伝えてくる人もいます。
このケースでは、お祝いをくれた人との関係性を重視して考慮するようにしましょう。
例えば、知ってはいる人だけどそんなに親しくない知人や目上の人から、お祝いをいただく場合も多くあります。
こういった関係性の人から「お返しはいらないよ」と伝えられても、社交辞令や照れからの一言ということが考えられるのです。
そのため、真に受けることはせずに、他の人と同様に内祝いを贈るように注意しましょう。

結婚や出産のお祝いへはお返しすることが原則なので、特別な関係性がある人でもないのに、言われたからお返しをしないということは避けるべきだといえます。
これが、両親や兄弟、祖父母や親しい親戚だったなら、「ありがとう」と伝えお返しをしなくても良いでしょう。
それが気になるようなら、後日お土産などを持って訪問することで自分の気も済むでしょう。
しかし、家庭がある既婚の兄弟へは配慮が必要で、家計からお金を出してくれたお祝いですので、いくら兄弟とはいえお返しはするべきです。

内祝いでお返しを贈るという行為は、いただいた自分の気持ちをすっきりとさせてくれる行為でもあります。
貰いっぱなしでは、次にその人と会いづらくなったり、結婚や子供の話をしづらくなったりするものです。
「お返しはいらないから」と伝えられたなら、品を贈るなどができなくても、自宅に招いて食事を振る舞うなど他の方法でなにかお返しはしたほうが良いでしょう。

お祝いといっても会社関係の昇進や栄転祝い、会社から贈られた慶事の贈答などへは、もちろんお返しの品は不要です。
この場合は、お礼を直接伝えたり、関係性によってはお礼状を送るなどするようにしましょう。

内祝いが必要な祝い事別のタイミング

お祝いのお返しとして、内祝いを贈る必要があるケースで、贈るタイミングはその内容によって違いがあります。
結婚の場合は、結婚式後の1カ月以内に内祝いを贈ることが一般的です。
そして、入籍した際にお祝いをいただくというケースもあるので、その場合では入籍後の1カ月以内に内祝いを贈るようにします。
また、結婚式後1カ月を経過してから、お祝いをいただけるケースもあるでしょう。
そういった場合には、その都度できるだけ速やかに内祝いを贈るようにしましょう。

出産祝いのお返しとして内祝いを贈るときは、出産後1カ月くらいのお宮参りの時期を目安に、まとめて贈ることが一般的です。
出産祝いの場合も、出産後1カ月を過ぎてから出産祝いをいただけることがあります。
そういったときも、その都度できるだけ速やかに内祝いを贈るようにしましょう。
しかし、産後1カ月では体調の問題や新しい生活でなにかと忙しく、品などを贈ることがすぐにはできないことも考えられます。
その場合は、とにかくお礼の連絡を入れておき、落ち着いてからお返しを贈るようにしましょう。
なにも連絡せずに、内祝いを贈るのが遅れるということは、失礼な行動と捉えられてしまう可能性があります。

病気や怪我などで入院しているときに、お見舞いをいただいた場合ではどのようにすればよいのでしょうか。
お見舞いのお返しは、「全快祝い」「快気祝い」「快気内祝い」などと呼ばれているお返しになります。
このお見舞いに対するお返しを贈るタイミングは、退院後および全快後の1~2週間ごろが一般的です。
退院後および全快後というのは、全快してから退院したなら退院後で良いのですが、退院後に自宅で療養が必要な場合などは全快後という意味です。

お礼状でお返しをしたい祝い事とは

お祝いをいただいた場合でも、一般的にお返しは不要とされている祝いごとがあります。
しかし、お祝いをいただいたなら、それに対しなにかお礼をしたいと考えてしまうものではないでしょうか。
例えば、初節句や七五三にお祝いをいただいた場合ではどうでしょう。
初節句や七五三にお祝いをくれるような間柄の人は、両親・祖父母・兄弟などに限られているといえます。
身内へは両親や祖父母、兄弟みんなで一緒にお祝いをする席を設け、孫・ひ孫・甥・姪に会ってもらうことでお返しとする方法も良いでしょう。
しかし、この場合でも初節句や七五三の写真などを贈り、お礼することが良いでしょう。

入学祝いも、両親・祖父母・兄弟・親戚などからのお祝いが多いでしょう。
しかし、親しい友人や会社関係の人たちからも、お祝いをいただけることもあります。
身内へは入学の写真を贈ることで、よろこんでもらえるものです。
友人や会社関係の人へは、以前に相手の子供に対しお祝いを渡しお返しが贈られてきているのであれば、お返しを贈るべきといえます。
お返しを贈られていないのであれば、お礼状に子供の写真を添えるなどの形式でお礼をするようにしましょう。

しかし、そういった贈ったり贈らなかったりという関係の人たちだけとは限りません。
例えば会社関係では、子供がいない人だったり自分より若い社員だったりなど、さまざまな人からお祝いをいただけることもあります。
この場合は、やはりお祝いでいただいた金額の3分の1から半額程度の品を贈ったほうが良い場合もあるのです。
とくに会社関係では、1万円のお祝いをいただいた相手に対し、子供の写真だけをお礼として贈ることは非常識と捉えられてしまうケースがあります。
1人ひとりにお返しの品を用意するまでもないですが、みんなで食べられる個包装のお菓子などをお返しとして会社に持っていく方法が良いでしょう。

マイホームを建てたときにいただけるお祝いが新築祝いです。
新築祝いでも、お返しとしての内祝いが不要とされているケースがあります。
新築祝いの場合、両親・祖父母・兄妹などからのお祝いは高額である場合が多いので、お返しするとなると大変な金額が必要です。
こういった場合は、新居をお披露目する形で招待し食事などを振る舞うようにしましょう。
会社の関係者からのお祝いには、やはりお返しを贈るほうが無難でしょう。
しかし、親しい同僚などへはお返しを贈るより、新居に招待し食事を振る舞い帰りにお土産を渡すなどしたほうが、よろこばれることが多いでしょう。

内祝いが1カ月以上先になりそうなときの対処法

結婚祝いや出産祝いに対しての、お返しとして贈る内祝いですが、前章でも触れたように贈る目安の時期というものがあります。
この目安の時期を過ぎてしまってから、贈り物をすることになってしまった場合は、どのような行動を取るべきなのでしょうか。
会社関係の人たちへの内祝いは、お祝いをいただいてから1カ月を過ぎないように手配しておきたいものです。
とくに内祝いを贈る相手が、職場の上司や自分が働く会社の関連会社の人だった場合には、優先順位は高めに考えるようにしましょう。
内祝いの品が遅れてしまう場合でも、お礼は直接できるだけ早く伝えることが大切となります。
そして、その際に「後日改めてご挨拶させていただきます」と伝えておくことで、内祝いを贈るつもりはあるということも分かってもらえるのです。

制作を依頼して特注品を内祝いとして贈るケースもあります。
自分が良いと感じた品物やお祝いをくれた相手の好みなどで、特注の贈り物を贈る場合は納期がかかってしまうことを考慮するべきです。
相手になにも伝えずに、1カ月以上も内祝いを贈らなければ、非常識だと捉えられてしまう可能性があります。
こういった場合は、1カ月以上かかると分かった時点で贈る相手に伝えておくことが重要です。
同僚なら「特注品を依頼しているから楽しみに待っててね」上司なら「申し訳ありません、特注品を贈りますので」など正直に伝えましょう。
内祝いを贈られる側の人は、なかなか自分から「まだかな」と聞けるものではありません。
このように、遅れるなら自分から伝えておくこともマナーといえます。

社会人として知っておきたいお礼のタイミング

お祝いなどをいただくとお礼が必要ですが、そのお礼について社会人として知っておくべきことを紹介します。
お礼の基本となるのは、伝わるかどうかということではないでしょうか。
どんなお祝いをいただいた場合でも、まずはいただいたタイミングでお礼を伝えることが重要です。
しかし、人を介していただけたり、現金書留などで送られてきて直接手渡しではない場合もあります。
そういうときは、迷惑にならないような時間なら、すぐに電話でお礼を伝えるようにしましょう。
その日は時間がなくても、できるだけ早く3日以内には電話でお礼を伝えることがマナーです。
親しさや関係性などによって電話できない場合にでも、必ずお礼状は送るようにします。
そうすることにより、お祝いが届いたということも伝えられるので、相手を安心させることもできるでしょう。

地域によっても、その土地の習慣でお礼を伝えるタイミングが違う場合がありますので、そういった場合はその地域の習慣に合わせるようにしましょう。
そして、年末にお祝いごとがあった場合では、新年の挨拶をかねて一緒にお礼を伝えることも可能です。
しかし、年末に近づいた10~11月のお祝いごとについては年内をひとつのタイミングと考え、年内に内祝いが相手へ届くように手配しましょう。
内祝いは、遅くなることも失礼ですが、早く贈るのも良いことではないといわれています。
これは、内祝いを早く準備しているということは、お祝いを期待していたと相手に思われてしまう恐れがあるという理由です。

しかし、これには年代が関係しマナーに知識がある年配の人は違和感を覚えることもありますが、若い世代では早く内祝いをもらっても驚くことはありません。
そのため、いつまでに内祝いを贈るのかと考えたとき、遅くなって相手をモヤモヤさせるよりは、早いほうが良いと考えることもできるでしょう。

1カ月以内の手渡しが難しいときは配送も考えよう

お祝いをくれた人へお礼を伝えるという内祝いの趣旨を考えれば、手渡しが理想といえるのではないでしょうか。
しかし、出産祝いだった場合は先方の都合と自分の体調との兼ね合いで、1カ月以内に手渡しすることが難しいケースもあります。
その際は、無理して手渡しせずに配送しても失礼ではありません。
内祝いはお礼の気持ちが相手へ伝われば良いということです。